先日放送された読売テレビ『そこまで言って委員会NP』で、日本の人口減少がテーマに上がっていた。かねてから日本の人口減少は問題視されていることだが、改めてこの問題の深刻さを痛感させられるものであった。
内容は以下のとおりである。
○日本の人口は急激な勢いで減少しており、11年連続で減少中。
○2020年から2021年にかけては約62万人減った。
○テスラ社のイーロンマスク氏が「日本はいずれ消滅してしまうだろう」とツイート。
○このままでは年金や医療保険などの社会制度が崩壊すると指摘されている。
○一人の女性が生涯を通じて産む子供の数を「合計特殊出生率」という。この数が1.3を下回ると「超少子化」と言われるが、2003年から2005年はこの状態であった。
○この時、国立社会保障・人口問題研究所から今後の人口推移予測が出され大きな話題となった。(2004年の出生率1.29が継続し、海外からの日本への移住者が増えないと仮定した場合)
・2190年(996万8907人)
・2340年(93万8970人)
・2490年(8万8601人)
・3300年(0人)
2020年の「合計特殊出生率」は、1.33 。先の人口推移予測の基礎なった1.29を上回っている事から上の数字のような推移はないものの、減り続けていく事実は変わらない。このままではイーロンマスク氏の言葉が現実のものになってしまう。この現状の打開には、国による具体的な政策が不可欠であると強く感じる。