10月11日から始まった「全国旅行支援」は、1 人 1 泊最大 8 千円を上限に旅行代金が 40%割引になるキャンペーン。さらに飲食店等で利用できるクーポン券が 1 人 1 泊最大 3千円分配布される。
旅行割引では、交通付（鉄道、バス、フライト付き）プランか宿泊プランかで割引上限額が異なる。交通付プランは上限 8 千円、宿泊プランは上限 5 千円。また、クーポン配布額が平日と休日で異なり、平日の場合は、1 人 1 泊あたり 3 千円分、休日の場合は 1 人 1 泊あたり 1 千円分が配布されるという内容。
新型コロナ感染症の拡大とともに長い間苦境に立たされていた旅行サービス業界。水際対策の一歩進んだ緩和により、国内観光客のみならず、外国人旅行客の取り込みにも期待が持たれている。このことを裏付けるように、この2日間日経平均株価は下落しているものの、旅行業やJAL・ANAなどの航空各社の株価は、この2日大きく値を上げている。
しかし、外国人観光客の増加に伴い、気になることがある。日本人の「マスク着用」に対する意識である。外国ではマスク着用への意識に大きな変化が見られ、屋外では着用していないことの方が多いというニュースが度々流れている。コロナの脅威がよく分からなかった時期、テレビでは飛沫の飛び散る映像が繰り返し流され、飛沫というものの存在と恐怖を植え付けられたように思う。
「話すだけで飛沫が飛び散っている」
意識しなくても良いものを意識させられたようにも感じる。清潔感への意識が高い日本人が「マスク」を手放すには、まだしばらく時間がかかるように感じる。
