ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

『消費者物価指数が+3.0%』と『投資マンション経営』

 消費者物価指数が+3.0%をつけたことを、各種ウェブニュースが速報で伝えている。

 

 消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標のこと。

 物価は、国民のお金回りが良くなり、モノを買う人が多くなれば上昇し、逆にお金周りが悪くなり、物を買う人が少なくなると下降する傾向にあるのが通例。

 現在、日本はスタグフレーション(物価上昇と景気停滞が同時に起きている状況)の真只中にあると言われているが、今回の発表はそれを裏付けるものであり、31年ぶりの歴史的な上昇幅というおまけまで付いている。

 今回の主たる原因として、原油価格高騰の影響で都市ガス代25.5%、電気代が21.5%上昇するなどエネルギー価格の上昇が続いたとある。

 

 今回の消費者物価指数は、全ての商品を総合した『総合指数』ではなく、価格変動の大きい生鮮食品を除いた指数である。であれば『総合指数』だとその数字はまだまだ高いものになると考えられる。

 

WEBニュースからこのことに関する気になるワードを拾ってみた。

○1ドル=150円続けば家計負担は年8万6462円増、低収入世帯ほど打撃に。

○増加分の内訳は、食料が4万1877円、エネルギーが3万5329円と、大半を占める。○家具・家事用品の負担も1万円近く増える。政府の物価対策がない場合は、各世帯とも負担がさらに2万円前後、膨らむ。

○世帯収入別の増加額は、消費額が大きい高収入世帯ほど大きいが、収入に占める生活費の割合が大きい低収入世帯ほど打撃は大きい。

○日本はエネルギーの9割、食料の6割を輸入に依存する。輸入取引の7割以上がドルで取引されているため、円安が進むほど物価が高まりやすい。

 

 政府日銀は、「政策金利を変更しない」。もっと言えば「変更することができない」と言われている。であればこの今の状況はまだまだ続くことになる。

 

 様々なメディアが、国民の不安の声を拾い発信している。とまどいと不安。生活を切り詰めることで凌ごうと真剣な表情で語っている姿が映し出されている。

 

 将来に向けて蓄えてきた資産、そして将来に向けて蓄えていかなければならない資産。このままでは大切な資産が、悪化する経済の動きに飲み込まれてしまうのではないかと不安になる。

 

 このブログを発信するきっかけとなった、著書『投資マンションが気になったら読む本(幻冬舎)』の発行。この中で、リスクをしっかりと把握し積極的な経営をしていけば、資産を形成していく上で有益なものになると、資産形成の手段としての投資マンション経営の優位性を述べた。

 

 

 円安と物価高に苦しむ日本。この視点から投資マンション経営について、(著書では福岡市の優位性を解いていることから)福岡市に焦点を当てて述べてみたい。

 

「福岡 単身 マンション 家賃推移」で検索をかけると、様々な情報が出てくる。このなかの1つ『公益社団法人 福岡県宅地建物取引業協会(福岡県下の不動産業者、約5,300社が加盟)が作成した「ふれんず市況レポート」が興味深い。

○2019年10~12月期の中央区の賃貸マンションの賃料は、前年比で9.3%上昇。

○これまでにない値上がり傾向で、3期連続で前年同期を上回る。

○1㎡当たりの単価も前年比で3.2%上昇し、3期連続で前年同期を上回る。

 

 また、「全国賃貸住宅新聞」では、『進学や就職を機に、九州地方や中国地方などから多くの若者が集まる福岡市。市の試算では、人口は2035年ごろにピークを迎えるという。市が推進する「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」、市営地下鉄七隈線の延伸など、まちの再開発の影響も加わり中心地の賃貸需要が増加。一方で郊外での賃貸住宅需要も広がっている。』と、伝えている。

 

 現在の円安と物価高の中で日本全体が苦境に立つ中、資産形成の視点で見た時、(福岡市における)マンション経営の優位性を改めて感じる。

 管理をしっかりとし計画的な経営を行うことでリスクが軽減され、これの優位性は一層高まる。