ファンディの日々雑感。

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現役大学生の悩み「お金」がトップ!6割超が投資に関心

Yahooファイナンスに興味深い記事が掲載されていた。

『現役大学生の悩み「お金」がトップ』の見出し。

 

 自分が学生だった頃を思い出してみるが、悩みの中心に「お金」はなかった気がする。バイトで生活費を稼ぐ立場で、お金がないのは半ば当たり前だったが、そのことが「悩み」ではなかったように感じる。卒業し、就職すれば自ずと「お金がないこと」も終わりになると思っていたように思う。時代はちょうどバブル期に重なるころである。

 

 記事は、auじぶん銀行株式会社によるZ世代(1990年代後半〜2012年生)とミレニアル世代(1981〜1996年生)の大学時代の価値観に関する調査の結果である。
 それによると、 現役大学生の悩みの1位は「お金」で、約10年前より大きく増加しており、また、6割以上が投資に関心を持ち、約10年前より関心のある大学生は約3割増加している。

 

自分が学生だった頃との意識の違いに驚く。

 

Z世代 1位「お金(60.1%)」、2位「勉強(43.3%)」、3位「友人関係(41.8%)」
ミレニアル世代 1位「友人関係(50.8%)」、2位「お金(48.2%)」、3位「就職活動

(48.2%)」

 更に調査は、投資への関心の度合いに移っていく。Z世代の現役大学生には「投資に関心はあるか」、ミレニアル世代には「大学生の頃関心があったか」を聞いている。

 調査の結果は、Z世代は「ある(28.0%)」「どちらかというとある(33.6%)」をあわせて、6割以上の人が関心があると回答。

 一方、ミレニアル世代は「あった(16.4%)」「どちらかというとあった(16.0%)」と回答した人は約3割程度にとどまる。約10年前より、投資に関心がある大学生が3割程増加していることが分かる。

 

 次に、記事は、金融広報中央委員会が公表する「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」から、20歳代の貯蓄額にフォーカスしている。

保有額ごとの人数割合
 ・金融資産非保有:39.0%
 ・100万円未満:26.6%
 ・100~200万円未満:11.5%
 ・200~300万円未満:4.1%
 ・300~400万円未満:4.5%
 ・400~500万円未満:1.5%
 ・500~700万円未満:3.2%
 ・700~1000万円未満:2.6%
 ・1000~1500万円未満:1.5%
 ・1500~2000万円未満:0.4%
 ・2000~3000万円未満:0.6%
 ・3000万円以上:0.4%
 ・無回答:4.1%
平均値:179万円
中央値:20万円

20歳代の貯蓄の平均は179万円。より実態に近い中央値は20万円。


そして記事は、最後に次のようにまとめている。

『相次ぐ値上げやコロナ禍といった影響もあってか、若年層ではお金に対する不安が高まっているのかもしれません。また、調査の結果では株式投資やつみたてNISAなどをすでに経験している人も見られました。先行き不透明で、年収もなかなか上がらない状況では、お金に働いてもらう「資産運用」も貯蓄の手段として検討してみてもいいかもしれませんね。』

 

 若者が自分の将来に夢を持てなくなってきている。年功序列賃金や終身雇用制度の崩壊と日本経済の失速感から、将来の安定的な収入の確保に目通しが持てず「お金」への不安が悩みの1番目にある。その結果として「投資」へ意識が向けられ、既に実践している者も少なくない。

 

投資にはリスクがある。だからこそ正しい理解と知識が求められる。

このブログを通して、自分の経験や実践の中からの学びを発信していきたいと改めて思う。