ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

持ち家論争(持ち家vs賃貸) 人生戦略的に考えてみる!!

 Yahooニュースに、『クルマなしでは生活できない田舎は最悪…「老後の田舎暮らし」を絶対にやってはいけない理由、むしろ50歳までには都市部に行くべき』と題して、「家」の話題が取り上げられていた。

 

 持ち家論争(持ち家vs賃貸)は、いつの時代にも聞こえてくる。万人に共通の正解の答えはないと思う。各人それぞれの立場や環境、年齢や時代によっても考え方は異なってくる。大切なのは20年後も、あの時の判断は正しかったと思えることではないか。

 今回、ここで取り上げられていたのは、「老後に住む場所の問題」について。筆者の結論は、『たとえ地方に住むにしても、都市部に住むべきです。言い換えると、自家用車に頼らなくても、そこそこの交通アクセスがある。買い物ができる。役所や病院に行ける。そういうところに住むことがとても大切です。これは国の政策であるコンパクトシティにも合致した考え方です。』

 全く異論はない。老後までも視野に入れて住む場所を考えるのであれば、利便性は最優先事項と思う。

 

 さて、これだけで話が終われば、ありきたりの話で終わってしまう。

 私なりに、この持ち家論争をもう少し掘り下げてみたいと思う。賃貸かマイホーム(一戸建て・分譲マンション)か。冒頭、このことに正解はないと書いたが、人生戦略的な考え方というのはあるように思う。

 

 この住まいの購入については、投資マンション経営という視点を加味して考えるといろいろな考え方が出来てくるように思う。投資マンション経営は、居室部分(区分)を購入し、家賃で借入れへの返済を行い、完済すれば家賃が収入になる仕組みである。家賃収入だけを見れば、月5万で年間60万。10年間で600万になる。2部屋だと1200万。3部屋だと1800万になる。ただ投資マンション購入に伴う借入れ利率は、一般の住宅ローンに比べると高い。この利率をネットで調べてみると住宅ローン利率ランキングトップは10年固定もので0.34%という商品が出てくる。投資マンションローンは低いものでも1.8%前後であろうか。約1%強の差。

 

 細かく述べると長くなるので、簡潔に言えば、子供の小学校入学に合わせ子育てに向いた場所の「中古の」ファミリー型分譲マンションを低い利率で(賃貸のつもりで)購入し、子育てが完了するまでに借入れへの完済を目指す。そして子育てが終わった後は、改めて自分たちの生活スタイルに合った住まいを探していく。その時にはこれまで住んでいた場所は、貸出すことにより「不労所得」を生み出すものに変わる(資産)。もちろん売却もありうる。

 

 小学校入学から高校卒業まで12年間。兄弟がいれば15年程の期間がある。1000万円を15年の返済期間で借入れ、金利を2番目に安い0.37%で試算すると総支払額は1067万円となる。毎月の支払額は5万9279円。

(2500万円の場合、15年の返済期間で借入れ、0.37%で試算すると総支払額は2572万円。毎月の支払額は14万2853円。)

 

 ここには固定資産税や管理費などの経費は入っていないが、そもそも賃貸であれば結構な額の家賃を毎月支払っているはずである。また、頭金を作るために貯蓄をしたり、また生命保険に入ったりしていれば、この差は限りなく近づいてくるのではないだろうか。結果として15年後にはお金を生み出す資産を得る。

 

 いかがであろうか。全方位的に考えることで新たな価値にいろいろ気づくこともある。

 これを書いて、投資マンション経営と全く同じであることに気づかされる。