ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

冬のボーナスアップのニュースに思うこと。

 Webニュースで見つけた明るい話題。

 経団連が発表した大手企業の冬のボーナス妥結額が平均で89万4000円あまり。3年ぶりに増加と伝えている。

 と、ここまではよかった。この後の具体的説明に??である。なんとこの数字、大手企業162社の平均とある。では、この162社って具体的にどこなのって思ってしまう。東証一部上場企業(この区分は2022年に廃止)でさえ2183社ある。調べてみると経団連の調査に回答した企業とあった。各種メディアが一斉にこの経団連からの発表を「速報」として伝えている。

 この経団連、2021年4月1日現在、日本の代表的な企業1461社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体109団体、地方別経済団体47 団体などから構成されている。今回発表されたのは、この中の162社の数字である。たった162社の数字だけで出た結果にどれだけの価値があるのだろう。そもそも積極的に回答する企業は、ボーナスの額が上がった企業である場合が多いのではないか。そして「超一流企業」という冠もつく企業でもある。日本経済を支える中小企業はここに含まれていない。

 

 この発表に政治的意図が見え隠れすることを感じるのは私だけであろうか。

 

 株式市場は、長らく低空飛行が続いている。日々の変化の中では上げ下げしているが、それも所詮は低空飛行の中での出来事。コロナも落ち着いてきて、人の動きも回復基調にあるが日経平均株価はこの半年の間、下げ続けている。11時現在、16203円である。

 

 冬のボーナスアップの速報が虚しく響く。