ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

「異次元の少子化対策です!」現役世代から「その前にこれやって!!」

   日本経済の停滞は、いろいろ理由はあると思う。昨日のブログでも取り上げたような日本特有のシステムも修正も必要だし、何よりも発展の目を摘んでいるとしか思えないような各種規制の緩和や省庁の既得権益優先の縄張り意識的なものからの脱却も不可欠であると思う。

   それらと合わせて、やはり50年後、100年後の日本を考えた時、今、早急に課題解決を図っていかなければならないものは「少子化対策」だと思えてならない。

 

 岸田首相が「異次元の少子化対策」を打ち出した。児童手当を中心とした経済的支援の強化や、子育て家庭向けのサービスの拡充などが挙げられている。

 

 今日のGoogleニュースにこのことに関する記事が載っていた。

 タイトルは、『岸田首相「異次元の少子化対策です!」→現役世代「その前にこれやって!」子ども預かり、家事代行』とある。

 

 今の子育て世代の大変さについて、12月18日のブログで、20日あまりの大阪滞在で感じたことを書いた。子育て支援は急務である。今日の記事でも、お父さんやお母さんが切実に望む支援がいろいろ寄せられていた。「あるとうれしい子育て支援」とある。

  • 「子ども預かり」

・県外からの移住者で、周りに親族もいないので、子どもを一時的に預かってくれる支援があればうれしい。

・保育園などにはあるが、気軽に利用できない。当日のお熱や病気で急きょ保育園をお休みする際の、事前予約なしの当日預かり保育サービス的なものがあるとよい。

  • 「家事代行」

・里帰りができなかったので、新生児期から生後3カ月くらいの時に家事を任せられる人が来てくれたらなと思った。

・夫に夜勤があり、あと1人の人手が欲しかった。

・体調の悪い時や仕事が忙しい時に、家事を代行してくれるサービスがあればと思う。

  • 「支援センター」

・「1年生の壁」を感じる。そして児童クラブは午後6時半ぐらいまでだと嬉しい。

・相談場所が欲しい。乳児期は子育て支援がたくさんあるが、就園、就学と、子どもの成長とともに減っていく。

・学校からの帰りに、親の代わりに子どもを見てくれる場所や人がほしい。親が仕事をしている家庭ばかりが支援されていて、核家族は厳しいところがたくさんある。

・日曜日に支援センターのような感じで子どもを遊ばせつつ、話を聞いてもらえる場所があれば助かる。

 

 「子育て支援を検討するなら、今の子育ての現状を知ってもらいたい」と、いろいろな意見が寄せられていた。都市部と地方、また家庭環境でも切実さの度合いは異なるものかもしれないが、「かゆい所に手が届く支援」の充実は、子どもを産んだ後に想像する「不安」を解消していくものだと思う。

 

 しかし、『少子化問題の解決』には、「子育て支援」だけでは不足だと思う。各種支援サービスは、人それぞれニーズは異なるものなので、この問題の「万能薬」とはならないように思う。

 

 「少子化問題」を解決していくためには、子どもを産み、育てていこういうモチベーションの高まりが不可欠であり、若い世代が「これなら子どもを産み育てるのもいいな」と思わなければ何も始まらない。そのような意味で、このブログ(1月6日)でも書いたが、税の優遇措置である「N分N乗方式」の導入はひじょうに有効的だと思う。子を産み育てようとするすべての人にとってメリットがあり、かつ合理的なシステムと感じる。

 

 「子育て支援」と「税の優遇」は、車の両輪であると思う。前にまっすぐ前進していくためには、両輪がそれぞれしっかり回ることが求められると強く思う。

 将来から現在を見た時、まさに今が、この問題におけるターニングポイントであるように思えてならない。