ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

韓国、屋内マスク着用義務を解除 日本は‥‥

 本日配信のwebニュースで、韓国が屋内マスク着用義務を解除したと配信されていた。ただし公共交通機関やスクールバスの中、病院などでは当面、着用義務が維持されるとのこと。理由は、『防疫当局が新規感染者の減少や医療体制の安定などの条件を満たしたとの判断』だと伝えている。昨年9月の屋外でのマスク着用義務全面解除に続く発表。

 韓国は、日本と同じくコロナにはいろいろな制限を行なっていた数少ない国の1つ。その韓国も状況の変化から素早い対応を今回行った。

 

 翻って日本は‥‥。5月8日を目処に、2類相当から5類への変更を行うと発表が行われた。季節性インフルエンザと同じ扱いになる。

 これにあわせて「マスク着用」はどうなるのかと色々話題になっていたが、1月27日、岸田首相は、『マスク着用についての新たな考え方として「屋内屋外を問わず、個人の判断に委ねる」と述べた。』とのニュースが流れていた。

 

 このことについて、着けるべき場面や状況について、関連ニュースのコメントでいろいろな考え方が寄せられている。そもそも新型コロナの流行初期からマスクの着用については、日本国内では義務ではなく、屋内での装着は「推奨」という位置づけだった。

 しかし、飛沫感染の恐怖(メディアによる飛沫感染の恐怖を伝える再現映像の記憶が強く残っている)から、マスク着用は「奨励」ではあるものの、実際には「強制的」であったことは否めないと思う。その後、弱毒化や致死率の低下等から、世界の多くの国々がコロナへの向き合い方を緩和の方向へ舵を切っていった。コロナ がもたらした影響が、経済面や生活面でもとてつもなくマイナスの意味で大きかったことへの是正という動きである。

 

 こうした流れの中で、今回のマスク着用について、「個人の判断に任せる」という政府の考え方に大きな疑問を感じている。そもそも適切にマスクを着ける場面、外す場面をどう理解すれば良いのか。どうしても個々人の理解には差が生じてしまうと思う。人によって、感染リスクの捉え方は様々であり、できる限り感染することを避けたいという人もいれば、ある程度の感染リスクを許容してでもマスクを外してのコミュニケーションを優先したいという方も様々いるのが現在の状況だと思う。

 

 政府には、国民が混乱しないように政策により導いていくことが求められると思う。今回のこのようなスタンスでは必ずトラブルが発生すると思うのは私だけであろうか。

 個人の判断に委ねるにあたっての「マスク着用の必要性の有無」という前提をしっかりと国民に伝えるべきだと思う。

 

 現政権には、このような「両者への配慮」という、悪者にはならないという「曖昧な表現」が多いように感じる。答えを出さない「検討する」という言葉に象徴されている。