ファンディの日々雑感。

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オーストラリア出稼ぎの好待遇にネット衝撃「日本で働く意味ある?」

 NHKクローズアップ現代の2月1日放送番組『▷安いニッポンから海外出稼ぎ▷時給3000円バイト▷日本NO』がwebニュースで紹介されていた。

 この「海外出稼ぎ」の話題は、昨年10月19日のこのブログでも取り上げている。若者が低賃金の日本に見切りをつけ海外に活路を求めて出稼ぎに出ている。

 

 過去のNHK番組は、NHKプラスで視聴することができる。早速仮登録を行い見てみた。

 

 『働き場所を海外に求めた20代の若者たち。長時間労働と低賃金に耐えかねた若者たちが、続々と海外へ出稼ぎに行っている』と紹介されている。例としてオーストラリアへ出稼ぎに出た若者たちが紹介されていた。共同生活を送りながら午前8時から午後2時迄の6時間をブルーベリー農場ではたらき、それ以降はそれぞれ副業や趣味などの時間に費やしているという。給料は歩合制で、シーズンによって差はあるようだが、良い時は日給約2万4000円で、月給は50万円ほどと紹介された。仕事はブルーベリーの摘み取りなので、語学能力は問われないとのこと。

  また、別に紹介されていた女性は元脳神経外科の看護師。オーストラリアでも人材不足が深刻だという介護現場で働いている彼女の給料は、1週間でトータル2488ドル(約22万4000円)。日本の介護職の平均月収25万円に対して、多いときで月収80万円だと紹介された。

 

 タイトルにある「「日本で働く意味ある?」の言葉は、番組に寄せられたコメントにあった言葉。番組に出ていた東京大学大学院教授はこの現象を、『労働市場に対する若者たちの静かなストライキ』と表現していた。

 

 そして番組では、日本の若者だけでなく、今、海外から日本に出稼ぎに来ている外国人労働者が、日本に見切りをつけ始めていると紹介していた。更には、IT企業等の日本人技術者も外資に引き抜かれている現状があるという。

 急激に人口が減少していっている状況の中で、若者の海外流出や外国人労働者の日本回避が続けば、日本の国力はさらに先細っていくと思えてならない。打開策は、諸外国との賃金格差の是正しかない。

 

 番組に登場した元教師や看護師、理学療法士の若者たち。真っ黒に日焼けし皆笑顔で過ごしていた。日本では仕事に追われ、自分の時間も十分には持てず、追われるように生活していたと言う。今、オーストラリアの地で、ゆったりと、そして十分な給料を手にして生き生きと目的を持って生活している姿がそこにはあった。

 

 11月7日のブログで、オーストラリアの魅力を書いた。

 若くはないが、案外、今からでもありなのかもしれないと、ちょっと考えてしまった。ワーホリは30歳まで。他に方法がないか調べてみようと思う。ワクワクしてしまう自分がいる。