『Biz Life Style(ビズスタ)』は、働く男のライフスタイル情報誌。
Web版には、“一歩先を行く手の届く贅沢”をテーマに、本物志向のビジネスマンに向けて、ハイクオリティなライフスタイルの情報発信“とある。
これに宮崎県が特集されていた。タイトルは、『県外からの移住者が【3年連続で過去最高】を記録!観光もアクテイビティも充実の「日本のひなた」宮崎県の人気の秘密とは』とある。
最近は都市から離れる人々が目立つが、そんな中で存在感を増しているのが宮崎県という。
記事が伝えるその理由が素晴らしく、宮崎に住む者としてとても嬉しいものだった。
観光資源が多い土地柄だが、移住先候補として30〜40代の子育て世代やリモートワーカーたちを惹きつけるのは、明確な理由があるという。
『西に九州山地、東に日向灘と、文字通り海と山に囲まれた九州南部の宮崎県。世界大会も開かれるサーフィンや日本最南端のスキー場、「天岩戸』などのパワースポット、さらに宮崎牛やマンゴーをはじめとするグルメ系の名物と横顔は多様だが、近年はその「住みやすさ」で注目度を増している。」という書き出し。
○物価の安さ。(全国平均= 100、宮崎県= 96.2、東京都= 104.5)
○全国トップクラスの通勤時間の短さ。(片道平均19分)
○平均気温約17度。年間を通じて温暖で、日照時間は全国3位、快晴日数も同2位。
このような暮らしやすさが特殊出生率全国2位の高さにもつながり「子育て世代が選ぶ県」へと成長しているという。
更に記事は、宮崎県の自治体ごとに異なる個性をユニークという言葉を使い伝えている。
見出しは、『野菜&果物王国で肉料理大国。観光資源も山と海の二刀流』とある。
最初に書かれているのは、『何よりも食事の美味しさ』と言い、温暖な気候のもと農業が盛んで、きゅうりやピーマンから椎茸、マンゴーまで、野菜&果物の王国状態とある。「全国和牛能力共進会」で最高位の内閣総理大臣賞を4大会連続受賞する宮崎牛。最近話題の宮崎餃子、定番のチキン南蛮。“牛豚鶏のすべてが日本有数の生産地であるという活力に満ちた畜産業を背景とする肉料理大国でもあるという贅沢さ”とある。そしてそれらが日本一低い物価で満喫できるとも。
記事は、県内に点在する観光拠点の豊富さにも注目している。
○宮崎市と福岡県北九州市を直結した東九州自動車道は南へと延伸中で、空港のある宮崎市から城下町・飫肥(おび)などで知られる日南市へのアクセスも大幅に改善。
○大型グランピング施設が開業を控える串間市の都井岬など県南への観光も快適さを増しつつある。
○年間を通じて楽しめるサーフィンは県の「東海岸」を通じて関連拠点が南北へと並ぶ。
○県内に約30ものコースが点在するゴルフも有名。
SUPやシーカヤック、カヌーといった水上アクティビティから、キャンプや森林セラピー、無人島トレッキング、そしてスキーまで、レジャーの名所には事欠かないと記事は伝えている。
宮崎県に住むものとして、なんとなくこそばゆい気持ちになる。
比較対象物があると物事に客観性が出てきて、場合によっては優劣がつく。
今回『Biz Life Style』に掲載された記事の内容は、宮崎の魅力を再認識させてくれた。福岡市に住む友人が仕事で頻繁に来県する。その彼が「食事ではどうあがいても、福岡は宮崎に敵いません」と言っていた言葉を思い出した。
『宮崎って最高じゃん!!』と素直に思った。