ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

「人生100のリスト」

 現在読んでいる本の中の1冊に、『個人事業1年目の強化書』がある。この本のコンセプトは、「事業継続」のために備えておくべきことについて100の項目を取り上げ、わかりやすくまとたものである。昨年5月に事業申請を行い、フリーランスとしての取り組みをスタートした。やがて丸1年が過ぎる。先日、税理士さんから確定申告書ができあがった旨の連絡があった。2年目に向けてパワーアップしていかなければならないと気も引き締まってくる。

  

 さて、この本の28番目の項目に『「人生100のリスト」を作成する』がある。これからの人生で成し遂げたいことをリスト化していくことの重要性を説いている。仕事とプライベートが混在してもいいのでリスト化していく。書き上がったら壁に貼るなり、手帳に挟むなりして定期的にチェックする。更にはお薦めの方法としてSNSやブログで発信すると良いという。思わぬ反響や予期せぬ協力者の出現につながることがあり、このような偶然を必然に変えるような行動を積み上げていくことは、組織に頼らない個人事業主に求められる力であるという。

 

 ここで取り上げられていた「人生100のリスト」という言葉は、著者も書いているが、ロバート・ハリス著『人生100のリスト』からの学びだとのこと。

 この本を以前読んだ記憶がある。手帳に読んだ本の記録を残しており、調べてみたら2009年に読んでいた。記録と言っても、期日と題名、そして一言感想と3段階評価という簡単なもの。読後の評価は最高の◎、感想は、「おもしろい!! 俺も、今からやりたい100のリストを作るぞ!!」と書いている。

 早速、本棚からこの本を見つけ開いてみた。

 「懐かしい!!」

 プロロークの項から始まる。高校を卒業後、直ぐに日本を飛び出した彼は、ソビエト、ヨーロッパ、中東、インドと旅し、最終地点のカルカッタにいた。そしてそこで見た1冊の雑誌の中に興味深い記事を発見する。それは「一生のうちにやり遂げたい100の冒険」というリストを作ったアメリカの冒険家の話。

 そしてハリス氏は書いている。「彼はこのリストを作ることによって、彼独自の人生のシナリオを書き上げたのだ。そしてそれを一つ一つ演出しながら、彼にしか進めない道を歩んでいったのだ」と。そして、「今のぼくに必要なのは、まさにそんな具体的なシナリオだと思った。やりたくないことはわかっていたが、やりたいことはあまりにもたくさんあって、方向性というものが全く見えなかった。」と続く。

 

 この本を読み終えて、100には遠く届かなかったが、リストを作った記憶が蘇ってきた。

そして形を変えて、夢実現手帳となり、最終的には「夢実現行動計画」につながっていった。

 

 今年、人生の節目となる年齢を迎える。改めてこれからの「人生のシナリオ」を描き直すのもいいのかもしれない。いや、描き直すというより、新しい1ページ目からの始まりという気もする。まっさらの白いページに1文字1文字落とし込んでいく。なんとなく心地よい気分がしてきそうである。早速、始めてみようと思う。