この週末は、所有物件(マンション)の管理組合総会参加のため福岡にいた。
今回の総会のメインテーマは、築18年を過ぎた物件の大規模改修に向けての協議だった。既に理事会で今後の方向性について検討を重ねてきており、総会はその確認と承認の場となる。
建築後、現在に至るまでの間に自動扉や給排水のポンプなど経年劣化が原因と思われる故障が確認されているが、その都度、管理会社に適切に対応していただいており、入居者からの苦情も特に発生することなく、丁寧に管理をしていただいている。
新築だったマンションも、年数が経過すれば次第にさまざまな部分が汚れ、傷んでくることは避けらず、例えば、外壁や屋上は紫外線や風雨にさらされるため、乾燥によるひび割れやタイルの剥がれなどが発生する。こうした劣化部分の修繕をすることが、大規模修繕の大きな目的になる。
このことは建物の資産価値を維持することにつながる。大規模修繕を行わないまま経年に伴う駆体(建物)の劣化を放置すると、雨漏りや設備故障につながると共に、入居者の生活にも支障をきたし、このことが物件に対する評価やイメージを悪化させ、家賃設定や売却時の価格設定にも影響していくことが考えられる。このような意味からも築年数が伸びるに従い、資産性の維持・向上に向けた的確な管理はより一層重要になってきてくる。
このことは拙書『投資マンションが気になったら読む本』にも詳しく書いている。
このブログで大規模修繕に向けた取り組みについては適宜発信して行きたいと思っている。
さて、総会前日の夜は参加者との懇親会。
コロナへの対応が緩和され、街の人出も以前の状態に戻ってきていることを感じた。日が沈むと同時に店が構えられる福岡名物の「屋台」も歩道に建ち並んでおり、その数は以前より多いのではないかと感じるほどであった。お客同士が肩寄せ合うようにしてビールを飲み、ラーメンを食べ楽しそうに歓談している。
博多駅前広場では、多数のテントが建てられ、九州・山口の蔵元が日本酒を持ち込み、利酒イベントが行われていた。もの凄い人の数である。うまい酒と美味しい酒の肴があれば話も弾む。会場はおお盛り上がりだった。
今回もまた「福岡市の勢い」を実感することとなった。天神の街のど真ん中で建築工事が盛んに進められている。これまであった商業施設が取り壊され、新たな高層ビルが建築される。現在進められている「天神ビックバン」の目玉であろう。完成すれば天神の街は大きく変容するであろうことは容易に想像できる。
そしていよいよ地下鉄七隈線の延伸開業が明日になった。各種イベントが計画されており、長年の福岡市民の願いが叶う。このことについては3月5日のブログにも詳しく書いた。
福岡市の勢いが止まらない。ますます街が便利になり機能性も増す。それに伴いいろいろな「もの」「人」が集約される。都市としての価値も一層高まっていく。
今、福岡市は熱い!! 今後の更なる展開から目が離せない!!