ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

断捨離とメルカリ

 私物の断捨離を行う。今回は本が中心。

 本がだんだんと増えてく風景を見るのが楽しくて、以前から読み終えた本は書棚に並べていくことが習慣化している。読んだ本(雑誌は除く)は基本捨てないというのが自分のスタイル。しかし、長い時間の経過の中で、かなりの数の本が、部屋の四方の壁に並らべた本棚に収まりきらないという状況になってきた。

 長い時間の中で習慣化したスタイルを変えることに、踏ん切りがつかなかったが、生活スタイルやライフワークが大きく変わった今が、その機会だと思い断捨離を決行した。図書館に並んでいるような文芸物、書かれてあることが古い情報になったもの、今後読むことはないと思われる専門書等々、いくつかの基準を基に廃棄する本を選んでいった。

 ただ、やはり大切にしていたものである。資源ゴミとしての廃棄であるが、何某かの切なさも出てくる。そこで、破棄するのではなく、必要とする人に繋ぐという意味合いで「メルカリ」に出すことにした。

 これまでも単発ではあるが数回利用したことがある。今回の断捨離に合わせて、書籍の他、使うことのなくなったかつての愛用品、「いつかは使うだろう」と部屋の片隅で埃を被っていたものなど結構な数を出品した。

 

 手続きの手順は、「出品」と表示されているアイコンをクリックしてスタート。先ず、商品の写真を撮る。その後、商品の詳細を入力していく。その後、「発送方法」を商品の大きさや重さから選んでいく。最後に売却価格を決定して手続きは終了である。初めての場合は、多少戸惑うこともあるかもしれないが慣れれば至ってシンプルな手続き手順である。

 使いながら「よくできているなぁ」とつくづく感心させられる。特に、決済方法と発送システムは見事というしかない。発送の仕方も多岐にわたり、売り手と買い手の個人情報を交換すると来なく完了することができる。よく考えつくものである。

 

 このシステムを開発し商品化した「メルカリ」という企業について、よく知らなかったので調べてみた。

【株式会社メルカリ】

 設立 2013年2月1日

 資本金 44,628 百万円[2022年6月末時点] 

 事業内容 フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用

 所在地 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー

 

 沿革を見てみた。

 2013年 メルカリの前身である株式会社コウゾウ設立。

 フリマアプリ「メルカリ」Android版配信・サービス開始。

 フリマアプリ「メルカリ」iPhone版配信開始。

  株式会社メルカリに商号変更(11/1)。

 2014年 米国子会社を設立。

 2018年 東証マザース市場に上場。

 2019年 子会社のメルペイが、非接触型決済サービス・メルペイを開始。

      日本製鐵保有しているサッカーJリーグチーム「鹿島アントラーズ」の株式を取                      得、同年8月30日に子会社化すると発表した。

    2022年  東証プライム市場に変更。同年4月に実施された東証市場再編以降で上場区分を変        更するのは本企業が初めてとなる。

 

 ちなみに,先週末の株価は2273円となっている。2021年末には7070円の根をつけていたが、2022年中頃からは3000円前後の値を上下している。

 

 さて、メルカリの今後である。直近のニュースでメルカリの中国進出が取り上げられていた。

 タイトルは、『フリマアプリ「メルカリ」、中国越境販売拡大に向けて新規越境EC事業者4社との連携を実施』とある。

 概略は以下のとおり。

 経済産業省の調査によると、2019年の世界の越境EC市場規模は7,800億USドルと推計され、2026年には4兆8,200億USドル(年平均成長率約30%)にまで伸長するなど、市場の大幅な拡大が予測されている。
 メルカリは、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れており、2019年から越境販売を開始し、国内だけでなく海外を含めた循環型社会の実現を推進している。2023年2月新たに越境EC事業者拡大後、利用者数は約2.8倍、取引数は3.2倍になるなど、越境EC領域は堅調に推移。また、開始時から2022年までの越境販売にかかるGMVは着実に成長し、提携効果によって、2023年以降はさらなる成長を見込んでいる。

 

 さて、今後のメルカリの成長性はどうなるのであろうか。類似したアプリは増加傾向にある。この中でいかに独自性と差別化を図っていくか。今後の展開から目が離せない。

 

 最後に一言。

 最近、メルカリを利用していく中で感じている不満は、「大きいが重くはないもの」の送料である。大きく重ければ料金が増すのは理解できるのだが、かさばるが重くはないものの料金はもう少し安くできないのかといつも感じている。

 ここが解消されればまだまだ利用者数や売上は伸びると思うのだが‥‥。