4日目の予定は『大塚国際美術館』のみ。見て回るのに半日以上はかかると言われるほどの広さ。到着前から胸が高鳴る。この美術館の最大の特徴は、世界26カ国の名画を陶版で原寸大に再現展示していること。ガイド本の最初には、『一度は見たことがある有名作品が次から次に現れ、ここでしか見られない幻の作品にめぐり合うことができる。床から天井までアートに囲まれる至福のひと時を、いざ!!』とある。
美術館に着いて早速仰天!! なんとこの美術館、丘(山?)をくり抜くように建てられている。地下3 階、地上2階の5階建。つまり入場口部分は丘の麓部分で地中に入っていく感じ。ここに収められている作品は、原画ではなく、複製されたもの。その手法を一口で説明するのはなかなか難しいが、主な工程だけでも11段階に分けられるとのこと。ゴッホの絵画に見られるゴツゴツした感じも再現されている。作品が陶版なので触っても良い。おまけに写真もOK。何もかもが規格外。
さて、入場ゲートをくぐり41mのエスカレーターに乗る。その先にあったのが『システィーナ・ホール』。突然現れた圧倒的スケールの天井画に度肝を抜かれる。


教皇ユリウス2世が、彫刻家として名を馳せていたミケランジェロに命じて描かせたもの。実は、徳島の友人に、入館したら先ずは案内ガイドの説明を聞くと良いとのアドバイスを受けていたので、迷わずこれの申し込みを行い、約40分間のレクチャーを受けていた。やはり専門家の説明を聞くと作品が持つ生々しさが増し、作品の凄さをリアルに感じることができる。
この後、地下3F→地下2F→地下1F→2F→1Fと周る。とにかくすごい数の作品群である。世界26カ国、300以上の所蔵先の名画が1000点以上。鑑賞ルートの総距離は約4km。約1万坪の展示スペース。当然ながら、美術の教科書で見たことのある、記憶に残っている名画が次々に現れてくる。モナリザ、最後の晩餐、バベルの塔、真珠の耳飾りの少女、ムンクの叫び‥‥、そして人気作家の作品群、ミレー、モネ、ミレイ、セザンヌ、ルノワール‥‥。とにかくすごい数。そしてこの豊富な作品数が、例えば世界各地の美術館に分散所有されているゴッホの7枚の『ひまわり』。この美術館にはその全てがワンフロアに集められているのである。ゴッホファンにとってはたまらない魅力だと思う。








10時に到着し、美術館を出たのは15時過ぎ。なんと5時間もの間、絵画を見続けたことになる。昼食抜き。これでも最後の方は、疲れ果てていたこともあり急ぎ足で回っている。絵画をただ並べているだけでなく、見るものをアートの世界に引き込むための粋な演出が至る所に仕掛けられており、飽きることなく見続けていたように思う。


コースの前半は、「旧約聖書」や「新約聖書」の世界を表現したものだった。描かれたものの意味を知るにつれ、文字としてそれぞれの聖書に何がどのように書かれてあるのかと言うことに興味が湧いてしまった。
「旧約聖書」読破に挑戦すべきか、今少々迷っている。