前回のブログで斧のことを書いた。
動画がアップされれば毎回見ているYouTube動画『森キャンプ公平』。自称売れてない俳優の森公平が、バイクにまたがりキャンプ場を目指し走る。到着後、テントを張りそこでキャンプ飯を作って食べるというただそれだけの単純な動画。
が、これが面白い!! 移動中の呟きがなんともおかしいのである。そして、氏が作る料理に毎回「凄いなぁ」と唸らされている。繊細さはなく、まさしく男飯なのだが、通りすがりのスーパーで購入した食材を使い、ぱっぱっと作る。で、この時食材を切る道具が、今回購入した斧と同じ物なのである。この動画に感化され同じものを購入したと言ってもいい。氏はこの斧であらゆるものを切っていく。肉はもちろん、にんじん、玉ねぎ、トマトetc。勿論薪も切り、テント設営時にはペグも打つ。まさしく万能斧。
薪を切るために以前購入したのは鉈だった。斧という発想がなかった。しかしこの動画を知ってからは斧に興味を惹かれていった。
そして、先日とうとう「楽天」でポチッてしまった。最近の通販は購入してから届くまでが異常に早い。購入翌日に受け取りということも珍しくない。今回も同じく購入後あっと今に届いた。箱を開ける時は、結構ワクワクしてしまう。丁寧に梱包されている。そして袋から取り出し念願の対面。「おおっ!!」と心の中で叫ぶ。かっこいい。見てよし、持ってよしの期待通りの満足感を得た。早速使ってみたいと思ったが、既に夜も遅い時刻なので、試し切りは明日の楽しみにした。

翌日、早速、焚き火用にストックしてある薪を引っ張り出し、切れ味を確かめることにした。広葉樹の硬めの木ではあるが、小さくとも斧である。簡単に切り込みを入れられると思っていた。そして何度かの打ち下ろしで木を割ることができると考えていた。しかし、現実は全く違っていた。切り込みさえ入らない。多分、柔らかい杉の木あたりであれば何の問題もなくいくのだとは思う。しかし目の前にある広葉樹には歯が立たない。森公平は、薪をたたき割りトマトまで難なくカットしてた。「同じ斧でなぜ??」という疑問が頭の中を渦巻く。「斧」を愛用する知り合いに電話をしてみた。彼があっさりいう。「切れないよ!!」。大きく重さのあるものであればそのパワーで割ることができるが、小型で軽量ではなかなかそこまではいかないという。切れ味を求めるなら、更に歯を研ぐことが求められるようである。早速、YouTubeで「斧 歯の研ぎ方」で検索し研究する。その後、包丁を研ぐために購入していた砥石でとりあえずやってみた。包丁を研ぐ時は、用心深く、気を遣いながら研いでいたが、斧の場合、太く大きく、重さもあるので、細かいことを気にしてはいられない。とにかくバランスと角度だけには注意し研いでいく。途中途中で紙の試し切りをしながら切れ具合の確認をする。紙に歯を当てそっと引く。切り込みが入り出す。しかしまだまだ満足はいかない。これではトマトは切れない。目標はトマトのカット。研ぎ始めて随分時間が過ぎた。もうこのあたりで一回やめることにした。手応えは感じることができた。あと少しだと思う。気が付けば中指と薬指に血が滲んでいた。わずかに切り傷が見える。切れる証拠なのかもしれないが、まずは手当、手をよく洗い指に絆創膏を貼った。
結構、歯を研ぐ作業も面白い。ついでに延ばし延ばしにしていた手持ちの包丁やナイフも研ぐことにしようと思う。