ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

お気に入りの『ほぼ日手帳』

 先日、注文していた2024年度版『ほぼ日手帳』が届いた。我が街には、これを売っているショップがないため購入は通販になる。

 手帳は、自分にとって大切なアイテム。若い頃からいろいろ試行錯誤を繰り返しながら、最終的には現在使っている『ほぼ日手帳』に辿り着いたように思う。以前は、バイブルサイズのリフィルを長い間使っていた。自分流にアレンジして使えるところが気に入っていた。ただしこれを収納するカバーは、最初大きめの収容力を高いものを使っていたが、だんだんとシンプルに、そして同じバイブルサイズでも、より小さく薄くを求めていった。やがてリフィルもバイブルサイズからナローサイズに変更した後、これをしばらく使っていたが、結局リフィルタイプはここで終了した。そして今使っている365日分一体型の『ほぼ日手帳』に辿り着いき今に至っている。

 使い始めてかれこれもう10年ほど過ぎたように思う。使い初めの頃は、愛好者の例に漏れず『ほぼ日手帳公式ガイドブッフ』を購入し、アイデアと工夫あふれる使い方を学んだ。もちろんそんなハイレベルの使い方は今もってできてはいないが、日々の記録は落とし込むようにしている。特にチケットの半券や気になる記事の切り抜き、そして大切な出会いでいただいた名刺などは貼り付けている。その他にも見た映画や読んだ本の記録も綴っている。その意味では日記帳的でもある。

 随分昔のことである。手帳にハマってあれこれ自分にとってのベストの手帳を探し求めていた時、ある飲み会で手帳の話で盛り上がった思い出がある。相手は自分より少し年下の男性。何かのきっかけで手帳の話になったのだが、彼の手帳愛は凄まじいものだった。やはり彼もいろいろ自分にとってのベストを求め続け、最終的に辿り着いたのは『ティファニー』のレザーカバーの手帳。サイズはコンパクトサイズの胸ポケットに入るほどの大きさ。中に収まるリフィルは、当時の価格でなんと1万円越え。そんな高価な手帳をどのように使っているのか聞くと、少し中を見せてくれた。ダイアリー的な使い方だったのたが、各ページに書かれた文字は虫眼鏡を使わないと読めないような小ささ。彼曰く、その日のありとあらゆることを書いていますと言う。これ、このままでは字が小さ過ぎて他の人読めないんですよと笑っていた。なんとその手帳は出納帳の役割もこなしていたほど。

 そして、その中でも彼が特にこだわっていたのが、その年の新しいリフィルを購入して最初にすることが、愛娘に自分の似顔絵を最初のページに書いてもらうこと。毎年正月の恒例になっていると笑顔で話していた。年毎に絵に変化が見られ、成長の記録になっていますという。素敵なことをしているな〜と感じたことを思い出す。

 現在使っている『ほぼ日手帳』はA6サイズの月曜始まりのもの。カバーはブラックのレザー。使い込んだ結果、今では手にもよく馴染んでいる。これに使う筆記用具も少しこだわりがある。大好きな手帳には、大好きな筆記用具は欠かせない。書き心地とペンホルダーの大きさとの相性も大事になる。ポールペンは、『ジェットストリームプライム3色ボールペン』。ジェットストリームの安定の書き心地と、UNIでは珍しい細身のボディ。結構気に入っている。ペンシルは、『LAMY サファリシャープペンシルブラック』である。かっこよさで選んだこれもお気に入りの1本。あとラインマーカーを入れた3本が、手帳のペンホルダーに収まっている。

 4月から新年度版にチェンジする。新しく始まる365日分の各ページにどんなことが記されることになるのだろう。想像するだけで楽しくなる。

 先ずはその前に、3月31日までの締めくくりを記すことになる。20日にはいよいよMLBドジャースの開幕戦も予定されている。

 今日の日曜日、冷たい雨が降っているが晴れていれば春の風が吹くようになってきた。自然と心もときめいてくる。本格的な春の到来が待ちきれない!!

 

映画「あちらにいる鬼」、そして「寂聴97歳の遺言」を読む。

 先日、映画が見たくなり映画配信サイトをあれこれ見ていたら、Amazonプライムでなんとなく興味をそそられる映画があった。『あちらにいる鬼』というタイトル。寺島しのぶ豊川悦司広末涼子らが出演者として名前が載っている。キャスティングから制作側の気合いの入れ方が伝わってくる。ただ、まったく聞いたこともない知らない映画。映画の紹介文を読むと、なにやら複雑な男女の相愛を描いた内容のようである。とりあえず見た。

 いわゆる不倫ものである。寺島しのぶが演じる「長内みはる」と豊川悦司の演じる「白木篤郎」、そしてその妻の関係性が、通常であればドロドロしたものになりそうなのだが、ここに描かれている3者の関係はサラサラしたもので憎悪的なものがほぼほぼない。そういう意味では不思議さを感じさせながら話は展開していった。ところが終盤、主人公の長内みはるが、その相手白木に対し、尼になることを突然告げたのである。

(この時の髪を剃り落とす女優寺島の役者魂は実に見事だと感服した)

 この時、「あれっ? これ瀬戸内寂聴のこと」と、ふと思った。映画を止め、スマホで映画名をググる。そこには『作家・井上荒野が自身の父である作家の井上光晴と母、そして瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の特別な関係をつづった同名小説を、寺島しのぶ豊川悦司の主演で映画化』とあるではないか。

 となると見え方も見た印象もぐっと変わってくる。「瀬戸内寂聴」という名前は知っているがどんな方かはほとんど知らない。「出家した人」「尼さん」というほどの認識。そして、その姿からは「高貴な博学高い女性」という印象を抱いていたように思う。映画で表現されていたのは、もちろん全人格の中のほんの一面ではあるが、ここで描かれた「女性としての生き方」は、大きな驚きだった。

 

 後日、蔦屋書店に行き書棚をあれこれ見ていたら、『寂聴、97歳の遺言』のタイトルの本が目に入った。帯には、『みなさんも昨日と違う今日をきっと見つけられるはず。この本が私の「遺言」です』とある。映画を見た直後だったので、「遺言」としてどんなことを書いているのだろうと、興味津々で即購入。そして一気に読んだ。

5章立てで構成されている。

第1章 生きることは愛すること、愛することは許すこと

第2章 「ひとり」は淋しいか

第3章 「変わる」から生きられる

第4章 今この時を切に生きる

第5章 死ぬ喜び

 

 ハッとさせられる言葉が随所に散らばっている。根底に流れているのは「愛」。

「誰も愛さないで死んでいく人は、本当に可哀そうだと思います。結婚するとかしないとか、それは全く関係ない。誰かひとりでも愛する人にめぐりあう。それが一番、私たちが生きたという証しになるでしょう。」
「人間は愛することを死ぬまでやめられない。それは肉体の衰えとは全く関係なくて、むしろ年齢を重ねるほど強く恋慕することもあると、心得ておきましょう。」
「人間は誰かを愛するために生まれてきたのです。誰も愛さないで死んでいくことは、せっかく生きてきたのに惜しいことだと思います。」
「愛したらいろんな苦しみが伴います。けれどもその苦しみを味わわないと、人間の真の優しさとか想像力とか、本来的に人間に備わっている素晴らしい力が表に出てこないのではないでしょうか。」
「百冊の本を読むよりも一度の真剣な恋愛の方が、はるかに人間の心を、人生を豊かにします。」

 

 ここに書いたのは、「第1章 生きることは愛すること、愛することは許すこと」の中で書かれてある言葉。

 映画の中で描かれている人生を歩んだであろう寂聴さんの言葉がずっしりと響いてくる。

 この寂聴さん、2021年11月9日、心不全で入院中の病院にてお亡くなりになられた。享年100(満99歳)。

 

 

管理組合総会とエレベーター管理会社変更

 この週末、福岡市に1泊2泊で滞在した。前回からさほど日が経っておらず特に街の大きな変化を感じることはないが、やはり夕方近くになると中心市街地を行き交う人の多さには驚かされる。週末の金曜日ということもあるのかもしれない。都市としての活気を感じさせられる。

 

 今回は、マンション管理組合の総会とエレベーター管理会社変更に伴う内容確認が福岡に来た目的になる。これまで理事会としてエレベーターの管理会社変更について協議を重ねてきた。設置メーカーの直接管理から独立系の会社への変更。エレベーター事故は、人の命にも関わるため、100%の安全が求められる。また、入居者の利便性を考えたら故障もあっては困るし、高層の物件であれば尚更である。メーカー管理の安心感は大きいものだったが、これに係る管理費用も高く、これの見直しが求められていた。数回に渡り独立系管理会社の担当者に会い、会社概要、業務状況、管理内容等について説明を受けた。特に重要視したのは、管理組合として「大規模災害時対応」と故障した場合の「サポート体制」、そして管理費用の3点。昨日は、最終確認として会社(オフィス)も見せてほしいというリクエストにも答えていただいた。独立系管理会社として業界2位のポジションにある。発展著しい福岡市に支店を構えて5年が過ぎたという。担当者との管理に関する話を終え、管理組合総会で了承を得た後、契約することを確認した。

 その後、管理に関する話から離れて雑談となった。その担当者の話ぶりに非常に好感が持てたこともあり、仕事への考え方などをいろいろと尋ねさせてもらった。「半年前に転職し今にいたります」という。「なぜ転職を」の問いに、この会社とこの業界への大きな可能性を感じたとのことで、前職も安定した会社だったのだが、それ以上に大きな魅力を感じたという。生き生きと語るその表情から自信と覇気を感じさせられた。任せて安心だなと思わせるものだった。

 管理組合総会では、エレベーター管理会社の変更が確認され、懸案だったこのことにけりをつけることができた。総会後は、理事長として大規模修繕工事受託業者との契約書類への署名と押印作業。物件価値を下げないためにもしっかりとした施工は欠かせない。いよいよ3月末から大規模修繕が開始される。

 

 実は、今回の総会に委任状を出されたあるオーナーから、「今回の大規模修繕では手出しが発生すると覚悟していたけど、それがないとわかり大変嬉しく思っています」と、喜びのメッセージがあったことを管理会社の担当から聞かされた。理事会としての取り組みが評価されたことを感じ嬉しく思った。

 

『大谷翔平、全額負担で米留学100人招待』の記事に涙腺が‥‥

 朝、目覚めた後、寝床で「スマートニュース」をあれこれ見ていた。するとそこに驚きのニュースが載っていた。『大谷翔平、全額負担で米留学100人招待! 小4~高3までの費用ド~ンと推定5000万円』のタイトル。

 記事の概要は、航空券や宿泊費などの費用のすべてを大谷選手が支払い留学を支援するというもの。大谷選手は英会話教室「ECC」のブランドアンバサダーを務めており、本人からの発案で動き出した企画とのこと。

具体的な内容は、

 ①対象は、日本の小学4年生から高校3年生までの100人。

 ②場所は、アメリカロサンゼルス。

 ③時期と期間は、8月中の6泊8日。

 

 大谷選手が負担するのは、「往復航空券」「宿泊費」「学校での費用」の一人当たり50万円。100人総額5000万円はかかる計算だと記事は伝えている。そして、これを3年間継続する考えを持っているとのこと。

 

 大谷選手のコメントも紹介されていた。

 『世界で活躍できるチャンスを外国語学習を通じて貢献していきたい』

 そして、プロジェクト発足時の対談では

 『僕は不自由なく、ある程度、なんでもやらせてもらえる環境で育ってきた。そのおかげで野球をする余裕もあった。ただ最初からそうじゃない子もチャンスを与えられるべき』

と、力説していたという。

 

 記事は、これまでの大谷選手の社会貢献活動についても紹介していた。

★2019年1月 新人王を獲得したメジャー1年目のオフに重い心臓病を患い、米国での心臓移植手術を目指していた同じ名前の川崎翔平ちゃんの見舞いに訪れた。

★20年4月 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、NPO法人「ジャパンハート」が医療従事者にマスクや防護服を届けるために募ったオークションに参加。サイン入りバットを出品し、190万5000円で落札された。

★21年11月 米大リーグ選手会の年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」とア・リーグ最優秀野手を受賞。賞金(計7万ドル、約1052万円)をカリフォルニア州にある闘病中の子供や家族を支援する慈善団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付した。

★23年11月 自身のインスタグラムで日本国内の全小学校約2万校に3つずつ、計約6万個の子供用のグラブを寄贈すると発表し、「野球しようぜ!」とメッセージを添えた。グラブは右利き用が2つ、左利き用が1つ。1個1万円とすれば、6万個で計6億円。

★24年1月 ドジャースと共同で能登半島地震の被災地に寄付すると発表した。球団は100万ドル(約1億5000万円)を送り、大谷も個人で寄付。「被災地域の復興を心より願っています」とメッセージを送った。

 

 大谷選手と同等の経済力があったとしても、果たして自分が同じような行動が取れるだろうか。ここで紹介された社会貢献活動は20代の頃のことになる。自分の人生もまだ半ばにもさしかかっていないにも関わらず、その視線は日本に住むすべての子供達に注がれている。

 なんというスケールなのだろう‥‥

 

 この文章を書きながら胸が熱くなり、目に見える風景が滲んでしまった。

 歳を重ねるにしたがい年々涙腺が緩くなってきている(汗)

 

 

国政への絶望感の中に希望の光が見えた。泉房穂氏の言動から目が離せない!!

 今、国会では連日参議院予算委員会が行われている。その様子はSNS で様々に配信されている。質疑の多くは政治資金パーティと裏金問題、そして政治倫理審査会についてのもの。切り抜き動画やダイジェスト版を見たりもするが、腹立たしさと怒りと情けなさが入り混じり、一体この国はどうなっていくのだろうと暗澹たる思いになってしまう。

 30年間も所得が増えない中、税金と社会保険料は年々増え続け、そして物価も上がり、人々の暮らしは苦しくなるばかりの我が国日本。円安で「ドル」や「ユーロ」に対して、以前には考えられないような「円」の価値の低下。欧米も物価は日本と同じように高くなっているが、ただ日本と異なるのは所得も同じようにUPしていること。日本人は、増えない所得と(諸外国の)異常な物価高により海外旅行や留学など、海外に出ていくことすら非常に難しい状況になっている。

 3月3日の速報として「JNN 世論調査」の結果がSNS で配信されていた。内閣支持率が5ヶ月連続で下落し22.9%、不支持率は3ヶ月連続で過去最高を更新したと記事は伝えている。世論調査で毎回厳し目の数値がでる毎日新聞の調査(2月17日)では、支持率14%、不支持82%という数字も発表されている。

 国民から支持されていない内閣が政治を行ない続けている今の日本の現状は異常である。何故か。なんと政党支持率で一番高いのが自民党という現実。現在の政権与党に代わり国民の支持を集めきれる政党がないという現実に絶望感さえ感じてしまう。

 過去を振り返った時、国民の政治への怒りが大きなうねりを巻き起こした時があった。その役を担ったのが「日本新党」や「民主党」であり、一時的ではあったが新しい風に大きな期待を寄せることができた。

 何故、今これほどまでに現政権に対して不信感が高まっているのにも関わらず、野党は支持を集めきれないのか。悲しすぎる現実に、「この国に明るい未来があるのか」と気持ちも落ち込んでしまう。

 

 そんな時に何気に「日刊ゲンダイ」のYouTube配信番組を見た。

 『国民の味方チーム」を289の小選挙区で擁立すれば、一瞬で勝てる【注目の人】前明石市長・泉房穂 【直撃インタビュー】』のタイトル。

 とにかく痛快。心の中のモヤモヤが吹き飛ぶ爽快さがあった。明快であり、氏が語っていることは、明石市政で実習済み。語る言葉にブレがない。ただしここで語っている舞台は国政。国の舵取りができるのかと思ったりもするが、氏がいう通り主人公は国民一人一人であり、国民の幸せを真ん中に置いた政治を今多くの国民が望んでいることは間違いのない事実だと思う。具体的方法論も的を得ているように感じる。実現も可能のような気がしてくる。

 泉房穂氏、これからの日本の運命の鍵を握る人物のように思う。現在、還暦の歳にあるというが実にパワフル。今、この人の言動から目を離せない。

https://www.youtube.com/watch?v=jZS1I2A_P_U

 

確定申告と国会議員事務所と素敵な絵画「トキノイロドリ」の3つのこと。

   とある1日の出来事を切り取り綴ってみたい。

 2023年の確定申告をお願いしている税理士さんから、申告書類の作成が終わったとの連絡があり、説明を受けに事務所に向かった。その前の年は、福岡市にある税理士事務所にお願いしていたのだが、やはり遠隔の地よりは地元の方が利便性の高さを感じ、今回から地元にある税理士さんにお願いしている。一通りの説明を受け、今後についてもいろいろお話を伺った。

 このような確定申告という作業を通して「税」をより身近に感じ、その仕組みの複雑さも同時に触れることになる。「控除」も「課税」も複雑に組み込まれ、最終的な納税額が決まっていく。収める以上、その使われ方には敏感でありたいと思う。

 

 この日は、夕刻より友人との飲み会のため街に向かう。そこに至る道沿いに2月10 日のブログで書いた地元選出の国会議員の事務所がある。代表質問の言葉に「心が震えた」ことをぜひ伝えたいと思い立ち寄ることにした。生まれて初めて国会議員の事務所に入る。事務所スタッフの方が2名おられ、和やかに迎え入れられた。ソファに座り、先日の代表質問に感動したことを伝えた。とても喜んでいただき、「ぜひ議員にも伝えさせてもらいます」と秘書の方が言われる。短い時間だったが、議員の国会活動や今回の代表質問にまつわるお話も伺うことができた。

 心に感じた思いをお伝えすることができ、そのことで喜んでもらい、伝えたこちらも同じように嬉しく感じる。懸命な姿は人の心を動かす。このことへの賛辞を惜しみなくできる人間でありたいと思う。そこから生まれる笑顔に、こちらも元気をいただくのだから。

 

 このあと時間調整で蔦屋書店による。書店に行くたびにいろいろな発見があり、幸せな気分にさせられる。店内の書棚をあれこれ見て回っていたら、その一角に結構な数の絵画が並べられていた。

 棚の上に置いたあるものや壁にかけられてあるものなど、書店の雰囲気に相まって素敵な空間の中に溶け込んでいた。それらの絵を一つ一つゆっくりと見ていたら、画家とおぼしき男性が立っていたので、「作家さんですか?」と尋ねると、「はい」と返事が返ってきた。「素敵な絵ですね」とお伝えし、いろいろお話しを伺わせてもらった。キャリア的なことを聞くと、元々は造園業を営んでいたが、40歳前後の頃に絵画の世界に傾倒するようになり今に至っていますとのことだった。従事した師の有無を聞くと、全くの独学という。ただただ感心させられるばかり。今は、絵画1本だけで生計を立てているとのことで、このような形で全国を回っているとのことであった。そのため熊本と東京にあるアトリエにもなかなか戻れませんと笑顔で言う。今年はすでに年末まで予定が組まれているそうである。いい表情をしているなぁと感じた。40歳で人生の大きな方向転換。何とも羨ましい生き方をしているなぁと思うと同時に、見事だなぁと心から思った。

 ちなみにこの会場で、実際に筆を持ち実際の制作の様子も披露するとのことだった。

 

冬キャンプ‥‥と、「限界」キャンプギア。FUKUさんの動画に衝撃!!

   昨日は、天気もいいし、久しぶりにキャンプに行こうかとあれこれ考えたのだが、夜間や明け方の寒さのことを考えたら、まだちょっと時期が早いかなぁと、結局行くのをやめた。

 これまでだったら、冬キャンプを楽しむための必須アイテムの薪ストーブの出番となり、薪ストーブを使うために購入したワンポールテントの登場がこの時期の定番スタイルだったのだが、今シーズンはまだ一度もストーブに火を入れていない。寒さに対する抵抗力がすこぶる弱くなったことを感じている。

 それに伴って自らのキャンプスタイルも変わってきていることを感じる。最近は、テントを立てずタープを車に併設して、寝るのはテントではなく車の中ということも結構多い。寒さもあるがこちらの方が手っ取り早く、また、立てたテントを翌日片付けるとことへの面倒臭さ回避もある。夜露に湿ったテントの片付けは意外に手間を要する。

 

 とはいえキャンプには、たまらない魅力がある。真っ暗な中で焚き火を楽しむのは最高の瞬間である。焚き火の炎で酒の肴を作り、ほろ酔い加減であれこれ想う。デジタル端末も多くの場合、圏外であり当然使用できないので、一人時間を情報機器から離れて楽しむほかなくなる。割り切らねばならず、これもまた結構いいと感じている。

 

 コロナの時代に入り、移動制限や人の出入りの多い場所への行動自粛などが求められる期間が結構長く続いた。それに伴い、多くの人が「街」ではなく、自然の中での活動を求めるようになり、必然的かのようにキャンプブームが到来した。ユーチューブでもいろいろなキャンプ動画が配信され、思い思いのスタイルで楽しむ姿は、それを見ているだけでも楽しいものであった。

 そんな中、キャンプキアYouTuber  FUKUさんのチャンネルも、一時期よく見ていた頃があった。いろいろなキャンプギアを自ら購入し、その使用レポが主な内容だった。メーカーのものから、ダイソーやセリアなどの100円ショップのものまで、その幅は広く、かつ使用レポは的確であり、語りも上手でいろいろ参考にさせていただいていた。そして更には、自らの経験を踏まえ、商品開発まで行い、市販するまでにたどり着いたという強者でもある。

   そのFUKUさんの最新動画が先日アップされていた。久しく見ていなかったのだがタイトルに惹きつけられて視聴した。「限界キャンプギア6選」というタイトル。何のことかと思い見始めたのだが、ブームが落ち着いてきた中でメーカーは、これまでの定価を大きく下げて販売し始めているという。その価格は損益分岐点を超えているのではないかとも推測され、その意味での「限界」という言葉とのこと。

 ここで紹介されたキャンブギアには、なかり驚かされた。そして同時に、高かった商品も類似のものが低価格で多数売りに出されていることも衝撃的だった。

 

 外を見るといい天気である。

 冷たい風が吹いているがお昼が近づくに従い気温も上がってきている。

 久しぶりにキャンプ道具を引っ張り出してみたくなってしまった。

https://www.youtube.com/watch?v=aMMkx7plAQU