【イギリス発】英政権が減税政策を撤回
イギリス政府は歴史的なポンド安などの経済混乱を受け、先月発表した減税政策をほぼすべて撤回。就任したばかりのトラス首相の辞任を求める声が与党内からも強まっている。英財務相は17日、所得税の基本税率引き下げやアルコール税の増税凍結などの減税政策をほぼすべて撤回。物価高騰対策としてトラス首相が打ち出した「過去50年で最大規模」の減税政策は、“財源”への懸念からポンド安などの混乱を招き、発表からおよそ3週間で終止符を打つ事態となった。また、今月から家庭用光熱費が8割値上げするのを阻止するために導入された政府の支援策も2年間の予定を来年4月までに短縮。トラス首相は経済混乱を招いたとして、減税政策を主導したクワーテング前財務相を更迭したが、トラス首相の辞任を求める声が与党・保守党内からも実名で挙がっており、イギリス史上最も短い首相となる可能性が指摘されている。
【日本発】1ドル149円前後で取引 約32年ぶりの円安水準
18日の東京外国為替市場は、アメリカで大幅な利上げが続くという見方から円が売られ、円相場は、1ドル=149円前後で取り引きされている。
17日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカで大幅な利上げが続くとの見方が広がっていることに加えて、この日、イギリスで大型減税策のほぼすべてが撤回されると発表。財政悪化への懸念が和らぎポンドが買い戻された影響で、円を売ってドルを買う動きが強まった。このため円相場は一時、1ドル=149円台まで値下がりしておよそ32年ぶりの円安水準を更新。また、円相場はユーロに対しても一時、1ユーロ=146円台半ばまで値下がりしておよそ7年10か月ぶりの円安ユーロ高水準となった。
【アメリカ発】NYダウ平均株価 500ドル超の大幅値上がり
週明け17日のニューヨーク株式市場は、アメリカの金融大手の業績が市場の予想を上回ったことを手がかりに、企業業績の先行きへの期待感と英国トラス政権が打ち出した大型減税策のほぼすべてが撤回されるとの発表から買い注文が膨らみ、ダウ平均株価は500ドルを超える大幅な値上がりとなった。17日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて550ドル99セント高い3万185ドル82セント。あわせてIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.4%の大幅な上昇。
世界中の金融が不安定な状態にある。
そして世界同時物価高!!
不安定な経済状況のど真ん中にあるのが我が国日本。
円安の加速。
「悪い」円安と言われている。
出口があるのか?!