ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

Fire・・・Financial Independence, Retire Earlyについて思うこと 

毎朝のルーティーンになっているネットニュースの乱読・多読。そして気になる記事があればブログに概要を掲載し、併せて自分の考えをまとめる機会にしている。

今朝の記事で目にとまったのはこれである。

 

最近、「FIRE」という言葉が注目されている。FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略で、『経済的な自立を実現させて、仕事を早期に退職する生活スタイル』のこと。ここでは『60歳で辞めたいならやっておくべきこと』として以下のことが述べられていた。(Yahooファイナンスより抜粋)

 

これを実現するにあたり求められることとは?

 

先ずは、そのためにすべきこととして

1)先ずは住宅ローンの完済と教育費の確保。

2)個人型確定拠出年金iDeCo等で年金の上乗せ

 

その上で、以下の条件が更に続いている。

条件1:公的年金で生活できること①老齢年金の受給額の確認 ②老後の生活費の把握 ③老齢年金>老後の生活費」の実現

条件2:老後のイベント費用のシミュレーションと必要なお金の確保

条件3:その他に発生の予測されるお金の確保(ここでは介護費用や医療費、不測の事態用として予備費が計上されている。その計3000万円程)

そして以下のように結ばれている。
『これらのお金を60歳までに準備できるかどうかを確認する。退職金と現役時代に積み上げた預貯金、資産でまかなえたら、60歳で仕事を辞めることができる。現役時代にしっかりと準備すると、60歳リタイアも夢ではない。今の生活を整えて、老後の生活をシミュレーションし、老齢年金の受給額を知ることで安心した老後生活が始まる。』

 

読み終わって、「なんだかなぁ」と、そんな思いを強く持った。ここに書かれていることはそのとおりである。間違いはないと思う。しかし、超少子化・超高齢社会の問題とこれに大きく起因する人口減少と日本経済の停滞。更には現在の物価高と円安。そして増えない所得と安定性を失った雇用形態。様々な規制で成長産業を生み出しにくい経済システムもある。このような日本社会の現状が、個人としての十分な預貯金の積み上げ等、資産形成を難しいものにしている。この厳しい状況の中で、どれだけの人が定年までに十分な預貯金を確保できるのか。今、多くの日本人がゆとりある将来の生活設計をいかに組み立ていくか苦悩している。SNS では、様々な著名人が日本の将来に対して警告と提言を発信している。

 

 どのように現状を打開していくか。個人レベルでの取組みとして何ができるのか。いかにすれば不安を少なくし、将来の明るい生活設計を描いていくことができるのか。

 

そんな思いの中で書いたのが、『投資マンションが気になったら読む本(幻冬舎)』である。旨味だけの話ではなく、どんなリスクが発生し経費はどれだけかかるのか。結論として投資マンション経営は、資産形成の手段として有りなのか無しなのか。物件を15年間所有し、今も所有し続けている当事者の視点で「購入後のリアル」と「マンション経営の是非」をまとめたものである。

 冒頭に書いた「FIRE」。「働き続けるしかない人生」から、少しばかり「人生に余裕」を生み出すための手がかりに、この本がなればという思いである。

 手に取っていただいた方々が、積極的な資産形成についてのヒントを得て、喜んでいただければこの上ない喜びである。