ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

見事なり京都!!

 京都が好きである。学生時代は名古屋に住んでいた。当時、様々に読んだ本の中に、吉川英治著「宮本武蔵」、司馬遼太郎著「龍馬がゆく」があった。心ときめかせて読んだ記憶がある。思いはその舞台となった地を歩いてみたいとなり、若さの勢いの中で、衝動に駆られるように京都に行った。

 

 さて、今回のテーマは、「秋の京都満喫」である。旅行雑誌には色鮮やかな景色がこれでもかというように写っている。今回は、市内巡りの友として愛車「ブロンプトン」を連れてきた。折り畳み自転車である。これに跨がり紅葉スポットを巡る。

 

 最初に行ったのは東福寺。購入した雑誌にあった「もみじ絶景」の最初に紹介されていた場所。“もみじオンリーの渓谷で有名”とある。写真に写っている風景はまさに絶景。

 東福寺は、京都盆地の東に位置し、JR京都駅から近い位置にある。清水寺のちょうど南になる場所。阪急河原町駅で下車し愛車に乗って向かう。お寺近くの駐車場から既に観光客が連なり向かっている。道すがら見える風景も赤や黄色でいい感じである。

 この東福寺は、摂政の九條道家が建立したもの。室町時代に境内の桜の木をすべて伐採し、代わりにカエデを植えたと伝えられている。現在は、京都の紅葉の名所として随一の人気を誇っていると紹介されていた。

 凄かった。もみじオンリーの見事な景色。

 ただ‥‥、少し時期が遅かった‥‥。やや散り始めの感あり。そして空が曇っていた。しかし、それでも見事な鮮やかさ。大いに満足することができた。

 

 東福寺を見終えた後は、近くにある勝林寺にも寄る。庭園に和の要素を溶け込ませた演出をしていた。

 

 次に向かったのは清水寺方面。清水寺も紅葉の美しさを誇る場所。以前、ライトアップされたここの紅葉をみたことがある。今回、清水寺には入らなかった。この時の記憶があまりにも強烈で、これを上回ることは多分ないだろうと思ったから。

 今回この場所に来たのは、この隣にある成就院の庭園を見るためである。ここを訪れたのは何回目だろうか。初めて訪れた時、あまりの美しさに、その場に正座し息を呑んだことを思い出す。その衝撃を再び味わいたく今回も足を運んだ。この時期のみの特別公開。そして今日が最終日。滑り込みセーフで素晴らしい庭園をゆっくりと観賞することができた。

 残念ながらここは撮影NG。アップできないのが残念である。

 

 余談であるが、五条坂から清水寺に向かう坂道(清水坂)は、まさに人人人‥‥。週末ではない。平日である。紅葉以上にこの人の多さに驚いてしまった。

 

 そしてこの日の最後に選んだ行き先は京都霊山護国神社。目的は紅葉ではない。ここは幕末から明治維新にかけて活躍した志士を祀っている場所。歴史上の人物で最も好きな坂本龍馬のお墓もある。墓前で手を合わせ静かに時を過ごした。ここからは京都市内が一望できる。陽が沈みかけた頃の京都盆地をゆっくりと堪能することもできた。

 



この日は、京都駅の東側方面を見て回った。これにあたり愛車ブロンプトンが大活躍した。空輸し、電車に持ち込み、汗をかきながら運んだ甲斐があった。京都の旅はまだ続く。