先日、酒席の場で、TBSテレビドラマ「VIVANT」の話題になった。この時、このドラマの存在を知らず、それもありドラマの概要をいろいろ熱っぽく語ってくれ、「ぜひ見て欲しい」となった。
ということで、後日TVerでこれまでの放送分を一気見した。出演者の豪華さにまずは驚かされた。主演堺雅人、そして阿部寛、二階堂ふみ、そして役所広司や二宮和也も出てくるようである。日本のドラマとしてはあまり例を見ないモンゴルでの海外ロケにも圧倒された。スケールがでかい!! 出演者の演技も渋い!! 見始めて早々にハマっていく自分を感じる。
ネットでもこのドラマ、いろいろ話題になっている。先日放送された第3話では、この回から登場した濱田岳との事が配信されており、「そうだったのか」と思わず唸ってしまった。一つ目は、濱田と阿部がもんじゃを焼くシーンで、このシーンはノーカットだったらしい。更には、阿部寛主演で、その昔話題になった「まだ結婚できない男」にあったワンシーンだったとのこと。記事には、『阿部が主演・桑野信介を務めた同ドラマ。2006年に放送された「結婚できない男」の続編で、阿部は偏屈で独善的、皮肉屋の50代独身・桑野信介を演じていた。この第9話で桑野が、稲森いずみ演じる田中有希江と、もんじゃ店デートする様子が放送された。理屈っぽい桑野は、「もんじゃというのは作り方次第で味が激しく変わるんです」と、もんじゃの作り方を一方的に力説。一通り語ったあと、「そして、具を炒めます」と鉄板に具を敷いて、ダイナミックかつ繊細で華麗なコテさばきを披露。約1分間、阿部がもんじゃを作る様子だけが放送された。』とある。このシーン、確かになんとなく記憶に残っている。そして2つ目が、このとき濱田が来ていたシャツに桜のエンブレムがあったこと。『今年はラグビーW杯の年であり、それに気づいた視聴者からの驚きの声が「ラグビーTシャツ着てるw」「濱田岳のTシャツ気になるwwwwww日本ww」「濱田岳がラグビーのTシャツでドラマ出てるの観て好印象」「気付かなかったwツイッター見て気付いたけど芸が細かい」「カンタベリーTシャツ着てるの凄すぎ」「W杯盛り上げようとしてるんかな?」という声が上がった』と、記事は伝えている。これらに気づく視聴者の観察眼の素晴らしさに驚くと同時に、こんなふうに見ることができれば面白さも倍増するだろうなと思った。
さて、話は変わる。VIVANTの舞台はモンゴル。国際舞台でこの国の名前を聞くことはあまりないように思う。日本では大相撲で活躍する力士にこの国の出身者が多く、この時にこの国の名前を聞くぐらいか。自分のイメージにあるのは、「大草原」「チンギスハーン」ぐらいか。知識の薄さが恥ずかしくなる。
YouTubeで登録しているチャンネルに「Bappa Shota」がある。旅系YouTuberで、自作キャンピングカーで国内を旅していたが、最近は外国にそのフィールドを広げている。このバッパさんが、最新の動画でモンゴルの旅をアップしていた。昨夜見たのだが丁度VIVANTを見ている時であり、絶妙のタイミングだと感じながらこの動画を見た。この回に限らないのだが、バッパさんの海外旅動画は、世界地理を学ぶ格好の教材だと思う。自然、文化、経済、そしてそこに住む人々の暮らしがそれぞれ映し出されている。今回のモンゴル編もこれらがわかるものであった。
さて、冒頭に書いたVIVANTもいよいよ起承転結の「承」に入っていく。舞台も国内に移っていくのであろうか。今後の展開に身が離せない!!