今日は、ドジャースの試合はなし。MLBは連戦が続くので毎日試合があるように感じるが、さすがに西海岸から東海岸に移動するような場合は、空き日をつくり選手が休養できるように配慮されていることを感じる。
さて、昨日の試合で待望の大谷選手の第1号ホームランが飛び出した。開幕後40打席ホームランがなく、41打席目で飛び出したホームランにベンチもスタンドも大歓喜に包まれていた。試合後のインタビューでも、『なかなか調子が上がってこなくて、焦る気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようと努めてきた。1本出てよかったと思います』と述べている。
開幕直後の元通訳の賭博問題で報道も加熱し、大谷選手も巻き込まれ、きっと野球に集中できるような状態ではなかったと思う。更にはいつもそばにいた元通訳の解雇で、それまで当たり前にいた存在がいなくなったことによる空虚感も大変なものであったはずである。このことはきっとチームメイトも大谷選手の心中が痛いほど理解できていたのだと思う。監督からは『自分らしくいればいい』と伝えられていたという。ホームランが飛び出した直後のチームメイトの喜びぶりは、見ている者も熱いものが込み上げてくるかのようだった。皆に大切にされているのだと感じた。とにかく嬉しく大興奮の大ホームランだった。
ホームランの飛び出したこの打席、試合解説をしていた斎藤隆(元NPB、MLB投手)氏が大谷選手の2球目のボール球の見逃し方を見て、「非常にいい見逃し方」と言い、出そうな予感がしますと、ホームランを予言していた。そしてその直後に飛び出したホームラン。一流のプレーヤーの眼力の凄さを感じさせられた瞬間だった。その後そのシーンが繰り返し映像で流されたが、素人には全くその違いがわからなかった。
常々NHKのMLB中継の解説陣の質の高さを感じている。知識も豊富で、語りも上手。抜群の安定感である。
さて、明日は、早朝の3時過ぎから鈴木誠也選手、今永昇太選手の所属するシカゴ・カブスとの試合が予定されている。週末の土曜の早朝、たくさんの人がTV観戦するのだろうと思う。大谷選手には、2号・3号のホームランを期待したい。明日が待ち切れない!!!