3日目の今日は、先ずは琴平町に寄り『金刀比羅宮』を目指す。その後、楽しみにしていた讃岐うどんを食す予定にしている。
この金刀比羅宮は、御本宮まで 785段の階段を登らないと辿り着かない。その奥にある厳魂神社までは更に600段近く階段を登らないとたどり着くことはできない。本宮まで30分、厳魂神社までは更に40分かかると案内板には書かれてある。とりあえず御本宮を目指す。結構な傾斜であり、登っていくにつれ息遣いも荒くなっていく。楽には辿り着けない。
着いた時は、その上の厳魂神社を目指そうなどという気持ちは微塵もなかった。この金刀比羅宮参拝者も、昨日の松山城と同じく結構な人出であり、人気の高さを感じさせられた。
さて、次はいよいよ讃岐うどんである。朝食を抜き、800段近くの階段も登ったので、既に空腹感もMAX状態である。最初に選んだのは、『讃岐うどん がもう』。様々な讃岐うどんランキングで上位に位置するお店である。田んぼの脇の細い路地を通り抜けたその先にその店はあった。着いたのは10時過ぎ。すでに長蛇の列ができている。
待つこと40分余り。注文は「温」か「冷」か、そして何玉かを言うだけ。その後トッピングの有無と、あれば何を頼むのかを伝えるだけ。下調べをしており、「温」と1玉、そしてトッピングにあげとゲソを注文する。うどん1玉180円、揚げ120円、げそ140円の計440円。驚きの安さ!! 肝心の味は‥‥、元来味覚は大雑把で細かな食レポみたいなことができる技量はないのだが、麺を口に入れ噛んだ瞬間に感触の違いを感じる。硬くはないのだが、歯応えに粘りがあると言う感じ。なるほどこれが「こし」というものなのかと納得しつつ食べ進める。麺も汁もいい感じなのだが、トッピングのあげがこれまた美味い。味が染み込んでおり噛むほどに甘汁が染み出す。しかも巨大。げそも絶品。これも巨大。人気のお店であることが分かる。
食べ終わり、店の外に並ぶ駐車場に並ぶ車のナンハーを見ると、8割方が県外ナンバー。これほどお客が多いと地元の人の足も遠ざかってしまうだろうなぁと勝手に想像してしまう。とにかく大満足の一杯だった。次に行ったのは、ここもランキング入りしており、かつ「まっぷる」でも紹介されていた『長田うどん』。釜揚げうどんの元祖らしい。お店に着いたのはお昼過ぎの時間だったが、行列ができるほどではなかった。駐車場には地元ナンバーの車が多い。迷うことなく釜揚げうどんを注文する。メニューは、この釜揚げうどんと冷やしうどんの2種類のみ。強気の経営展開である。やはりここの面も腰があることを感じさせられる。いつも食べているやわらか麺のうどんとは明らかに違う。瞬く間にペロリとたいらげた。
実は、食べログランキングで圧倒的1位の『須崎食料品店』に行きたかったのだが、なんとこの日が休業日。そしてもう一つ行きたいと思っていた『手打ち十段うどんバカ一代』。ここは釜バターうどん発祥店ということで、どんなものかと食べてみたいと思っていたのだが、なんとここもこの日が定休日。しかし『がもううどん』で食べることができたのはよかった。空腹のスパイスも効いて、美味しさ100点満点だった。
この後は、高松市を目指して走る。特に行きたいところはなかったのだが、まっぷるで街の真ん中に高さ151mの『高松シンボルタワー』を見つけた。高いもの好きであり、無料展望フロアもあるようなので、こうなると行かないことには気が済まない。展望フロアからの眺めが素晴らしい。四国で一番高いというそこからは、讃岐平野はもちろんのこと瀬戸内海も遠くまで見通せる絶景を見ることができた。
さて、夕方近い時間になってきた。今日のゴールは徳島県鳴門市。今日は「麺尽くし」でいくことは当初からの予定。本日の締めは徳島ラーメン。徳島市にいる友人のお薦めの店『支那そば三八』にいく。鶏ガラと豚骨で仕込んだスープが美味しい。瞬く間に平らげてしまった。終わって気づいたのだが写真を撮ることを忘れていた。ラーメンに気をとられてしまった(汗)
この日の宿泊地は『道の駅くるくるなると』。広くて綺麗な道の駅である。ここに着くまでの間にスーパー銭湯に寄り、疲れた体を癒す。気持ちの良い湯だった。
この日走った距離は173km(①琴平 ②がもう ③長田 ④高松シンボルタワー ④支那そば三八)。