ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

無念!!  悔しさの思いが溢れ出てしまう。

「悔しい〜!!」

 

 これまでの人生の中で、悔しさを感じたことは、もちろん多々ある。しかし、年を重ねていく中で、悔しさの感情の大きな昂りは少なくなってきているように感じる。

 が、しかし、今日は久しぶりに心の底から悔しさを感じてしまった。 

 10月のほぼ1ヶ月、車中泊をしつつ北海道を旅して回った。この時のことをこのブログで書き綴り旅の記録にしてきた。そして、ふと見つけた『わたしの旅ブックス新人賞』という文芸コンクール。優秀賞の作品は、『わたしの旅ブックス』シリーズの1冊として商業出版されるという。「挑戦!!」の2文字が頭によぎり、以降、これまで書き綴ってきた旅の記録を再編集し、応募に耐えうる作品にするべく、加筆修正を続けてきた。締め切りが4月15日。ギリギリまでこの作業を行った。ただの旅の記録では面白くないので、仕掛けが必要だと感じ、“還暦男の若さへの挑戦”をサブテーマに添えて、ストーリーへの味付けを加えようと考えた。タイトルは、『還暦男の北海道車中泊旅 =まだまだ若いもんには負けんぞ〜=』。単なる旅紀行ではなく、この年になって思う『若さ』と、それへの新たな挑戦をモチーフにした。

 何度も読み返し、修正を重ね、我ながら結構いい感じだと思えるものに出来上がった。そして満を持しての応募。

 以前、宝くじを買っていた頃があった。高額な賞は結局当たったことはなかったが、購入し当選発表までの間は、もう当たったような気持ちになり、億の桁のお金の使い方をあれこれ夢想し、一人ニヤニヤしながら幸せ感に浸っていた。今回も、根拠は全くないのだが、賞を取ったような気持ちの中で、やっぱりニヤニヤせずにはいられなかった。

 ジムにはコンスタントにいく。そして最後のメニューは、有酸素運動としてサイクルにまたがり、ペダルを漕ぐ。この間は手が自由になるので、スマホであれこれ動画を見る時間になっている。この時、ふと応募したコンクールのことが頭をよぎり、そのホームページを開いてみた。そこには第1次審査通過作品が発表されているではないか。穏やかにペダルを漕いでいたのだが、途端に心拍数が上がってしまう。通過者の作品名と作者名が記されたページを丹念に見る。

 「おおっ~、どこにもない!!」

 何度も見直すがどこにもない。これはひょっとすると昨年度の分かも知れないと、最初のページに戻ってみるが間違いなく今年のもの。サイクルのペダルが途端に重くなる。この後、汗を流すためにシャワーを浴びるが、「ちくしょ〜悔しぃ〜!!」の連呼となってしまった。

 

 一夜明けて、今、この文章の続きを書いている。悔しさは今持って払拭できていない。

 

 とりあえずは、今回、最終選考を経て選ばれた最優秀作品を購入し読むことから始めようと思う。どのような作品が選ばれるのかを見てみたいと思う。まずはそこからだと思う。そして、是非とも次なる挑戦に挑んでいきたいと思っている。