ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

ニューキャンピングカー完成!! そして驚愕の出会いに感謝。

 ここしばらく取り組んでいた軽バン車内改造が終了した。5月下旬の10日ほどの四国一周車中泊旅で、現在の愛車である軽バンの車内泊改造コンセプトがほぼ定まった。北海道旅で使用したハスラーは、狭かったものの壁などにボルトを通すことができる穴があるなど、カスタム化がいろいろ考えやすかったのだが、現在のこの軽バン(三菱ミニキャブ)は、完全な商用車で余計なものはなく、流用できる壁穴など全くない。どのように荷物を収容し、それを固定していくかということと、そして旅には必ず連れていきたい愛車ブロンプトン(折り畳み自転車)をどのように積むかということについていろいろ試行錯誤を繰り返すこととなった。

 原則として、①ゆったりと眠れるスペースの確保、②造作した台は簡単に積み下ろしができること、③ブロンプトンの積み下ろしが簡単にでき、かつ固定が確実にできること、の3つを最優先に考えていった。たどり着いた構想は、収納は基本的に市販されている物を利用し、それを載せる台は木材で製作する。造作する台のサイズは荷台縦幅と同じにし、その列に収納ボックス、ブロンプトンを配置していくことにした。台は乗せるだけで固定はせず、重さと幅いっぱいにサイズを合わせたことで移動中に台が動くことをほぼ無くすことができた。

 さて、出来上がった軽キャンでの初出陣。行き先は自宅から約30分の距離にある無料オートキャンプ場。平日の午後を回った時間だったが、先客は2名いる。適当なエリアに車を停め、早速写真撮影の準備を始める。チェアーを下ろし、焚き火台に火を起こす。そして車内撮影の構図をいろいろ考えながら写真を写した。一通り撮影が終わった後は、ソファーベットの上に寝転び、アイパッドミニで映画を見ることにした。そばを流れる川から冷たい風が吹いてくる。心地よく最高に気持ちよい時間が流れていく。

 と、その時、窓の外から挨拶をする声が聞こえてきた。隣のエリアに泊まっていた車の持ち主のようである。簡単な挨拶から始まり、その後、その彼の話に夢中になり、映画はそっちのけで話し込んでしまう。年を伺うと75歳。車旅のキャリアは20年という。愛車を見せてもらう。普通トラックに居住用の空間を積み込んだキャンピングカー。

 冷蔵庫、トイレ、テレビ、クーラー、ソーラーパネルと蓄電用バッテリー、温水シャワー設備等々、およそ生活に必要なものはすべ揃っている。長い間の経験を経て、現在のスタイルに辿り着いたとのこと。1年間のうち9ヶ月はこれに乗り旅をしているという。旅ごとにテーマを持ち、楽しんでいるとのこと。最近までは「旅」と「登山」をセットにし、全国を周ったという。日本100名山から今では日本300名山にまで範囲広げているそうで、登ってみると意外に100名山より300名山に面白い山が多いという。とにかく話題豊富。自分が北海道を回ったことを言うと、北海道のおすすめポイントをいろいろ教えてくれた。

 そしてさらに話題は広がり、人生観や仕事の話、果ては株式取引の話までに広がっていき、気がつけば3時間を超えているではないか。尽きることない話題にまだまだ聞きたいことがあるのだが既に夕方の時間。聞けばこの地にもうしばらくいるとのことで明日はまだここに留まると言う。まだまだ聞きたいことがある。「明日、また話をしましょう」と伝えると、その方も「ぜひ」という。明日再度ここに来て、焚き火をしつつ、お酒を飲みつつ語り尽くしたいと思う。

 New My Campingcarがもたらしてくれた尊い時間である。感謝!!