ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

感動! 感激!! 長崎市内観光

 7月11日のブログで佐賀の唐津呼子、そして長崎の平戸を訪れたことを書いた。その後、長崎市内にも足を延ばすつもりだったが、あいにくの悪天候のため、この時は断念していた。

 今回、2泊3日の日程でようやく長崎・島原方面に行くことができた。もちろん車中泊の旅である。車内には、愛車ブロンプトンも乗せている。市内をこれで巡る予定。

 初日は、日中は移動が中心。あちこち寄り道しながら長崎市を目指す。今日の観光のメインは、稲佐山からの夜景鑑賞。世界新三大夜景・日本三大夜景という堂々のネーミング付き。頂上付近まで車で移動し、頂上のスポットにはケーブルカーで移動する。結構な人の数である。眼下に広がる夜景は、宝石の輝きのような眩い光で輝いていた。

 この日は、市内から少し外れた場所にある『ゆりの温泉』で体を癒し、道の駅「夕陽ヶ丘そとめ」にて泊。

 2日目は、いよいよ本格的な観光の開始。先ずは駐車場への移動。平地部の少ない長崎市だけに駐車場確保は困難が予想されたため、朝の早い時間に、予め調べていた「市営松山町駐車場」に直行。陸上競技場内にある駐車場。ここの良いところは市内中心部に比較的近く、終日最大620円という安さ。そして約300台というキャパ。余裕で停めることができた。

 さて、いよいよ長崎市内観光の始まり。先ずは駐車場と道路を隔てて向かい側にある『爆心地公園』『平和公園』に行く。爆心地公園には、原爆落下中心地標柱として黒御影石の碑が建てられていた。その場所に立ち頭上を見上げた。500m上空で炸裂した原子爆弾は一瞬のうちに多くの人命を奪った。今から市内を巡る中で目に映る風景は、それから80年近くの復興と発展の軌跡である。平和公園では、平和祈念像を見る。高さ9.7mの堂々とした像に平和への想いを感じることができた。

 次に向かったのは『亀山社中』。坂本龍馬ファンならたまらない魅力を感じるであろう場所。細い坂道と階段を登った先にあった。当時反体制側にいたことで、市中ではなく少々不便なこの地が選ばれたとのことだった。ボランティアのガイドさんが詳しい説明をしてくれたおかげでより深く理解することができた。

 この後、歴史続きだが『出島』に行く。歴史の教科書では海に突き出た扇型をしているが、現在の出島は、川へりの塀にようやくその面影を感じることができる。敷地内には、蔵や住居が再現されているが、自転車で移動していたためこれを置く駐輪場が近くになく、入場は断念した。

 ちょうどお昼の時間だったので、昼食をとりに『長崎中華街』に行く。食すのは、「長崎ちゃんぽん」。評価が高く、コメントが多かったお店を選ぶ。待ち時間30分ほど。美味しかったが値段も高め。ちゃんぽんは上品さより、ボリューム満点のガツガツ系が好みであることを再認識してしまった。

 お腹が満たされた後は、これまた有名な『眼鏡橋』を見に行く。先ほど書いた「出島」の脇を流れている中島川にかかっている。この橋、「日本橋」「錦帯橋」と並ぶ『日本三名橋』に挙げられているそうである。いい雰囲気を醸し出しており、たくさんの観光客が写真に撮っていた。

 この後は港でゆっくり過ごそうと思っていたが、埠頭に「軍艦島クルーズ」の看板を見つけた。世界遺産軍艦島は要予約と思っていたので、時間の目処が立たないため今回は諦めていた。しかし目の前にこの看板。ダメ元で受付窓口を訪ねると20分後の便にキャンセルがあり、乗船可能との返答。なんというラッキーさ。乗船手続きを行い、クルーズ船に向かう。港から軍艦島まで約40分。台風接近のため、今日は上陸できず船上からの見学のみという内容。移動中は船内ガイドの絶妙なトークで退屈さを感じさせない。島の歴史や人々の当時の暮らしを伝えてくれる。島が近づいてくる。まさしく軍艦。そして要塞のようでもある。南北480m、東西160mの広いとは言えない島に、最盛期はなんと5300人が暮らしていたという。広さがないため建物は高く伸びていった。

 今は廃墟となっている高層の建物も当時は繁栄のシンボルとして賑やかさを放っていたのであろう。しかし、今に残る廃墟からは当時の華やかな暮らしをイメージすることはできなかった。海の青さと澄み渡る青空とのコントラストがモノクロの軍艦島を一層寂しくさせていた。

 本日の最終目的地は島原。長崎市内からだと約1時間半、70km弱の距離。移動の途中で今夜の食事とお酒を買い込み、島原市内にある有明福祉センター内の『美人の湯』でこの日の汗を流す。公共の施設内にあり入浴料もリーズナブルで大満足の湯だった。

 今夜は、島原市にある『道の駅ひまわり』が宿泊場所。車内でのビールが最高に美味しかったのはいうまでもない。大満足の長崎市内観光だった。(次回に続く)