ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

軽バン、キャンビング仕様にカスタム開始!!

 新たに所有することとなった軽バン。年式は古いがさほど乗っておらず、走行距離も2万kmに満たない距離。エンジンもすこぶる好調。ただバッテリーとワイパーなどの消耗品は交換した。

 ところで、現在の愛車は同じ軽自動車のハスラー。狭いながらもプチ改造により車中泊ができるようにし、これで北海道1周車中泊旅をした。大満足の1ヶ月余りの旅だった。この時の様子は昨年の9月24日からのブログで書いてきた通り。ただ欲を言えば、車内の居住空間にあと少しの広さがあれば更に良かったのも事実ではある。かつてはハイエースベースのキャンピングカーに憧れていた頃があったが、車体価格や維持費などを考えると、気軽には所有できるものではなかった。そのような中での軽自動車との出会い。ハスラーで知った軽自動車の魅力は大きく、そして更なる今回の軽バンとの出会い。軽といえども荷室は広い。ハスラーよりはるかに広々とした空間には大きな魅力を感じた。

 現在、キャンピングカー仕様へのカスタムに取り掛かっている。この軽バンはそもそも商用車である。つまり荷物を運ぶための車。作りは至ってシンプルであり、無骨である。軽バンでも乗用車タイプのものであれば、多少は乗る人のことを考えた作りになっているように思うが、商業用は内装も無駄は省かれている。

 先ず取りかかったのは。天井部分の防振と断熱。現状のままでは雨足が強い時は結構な音が響く。車中泊旅のことを考えると、このようなストレスの軽減は大切になってくると思う。YouTubeで調べてみるといろいろな対策方法があるようである。その中から「デットニングシート」という名前のアルミニウム吸音・振動・制振シートを使い対策を講じることにした。天井部分の覆いを外しそこに直接貼っていく。効果の程を途中途中で天板を叩きながら確認するが、明らかに音が変化している。甲高い感じの音が和らいだ静かな音に変化している。効果絶大である。本格的な雨の日が待ち遠しくなってしまう。

 次に取り掛かったのは床下。ここも大事なポイント。寒い日は、下から深々と冷たさが伝わってくるし、暑い日は足元から熱が襲ってくる。ここは2重3重で防熱対策を施す必要がある。この対策には多くの人が使っているスタイロフォームを使うことにした。発泡スチロールに似ているが、強度や断熱性能に差があるようである。床の形に切り取り2分割の形状にして置き、その上に銀マット、ゴムマットも敷き、防熱と振動対策の強度をあげた。これでとりあえずは、車内の上と下は整った。

 次は窓部。ここは夜間に、いかに車内の光が外に漏れないようにするかが試される場所。正確な型とりが求められる。ガラスに霧吹きで水滴を飛ばし、その上にポリエステルのゴミ袋を貼り付け吸着した状態で型取りを行った。微調整を繰り返し、ようやく光漏れが生じないほどに作りあげることができた。窓の数は全部で6つ。結構な時間がかかった。フロント部分は百均のサンシェードを利用し、リアはハスラーで使っていたカーテンを利用することにした。これで車内の上・下・横は完成。とりあえず車中泊は可能な状態にまで辿り着いた。

 次に取り掛かったのは、左側の肘置きの作成。この軽バンにはこれが標準でついていないのである。ハスラーにもこれはついており、これのもたらす恩恵は大きい。ないと不便だし運転も疲れてしまう。ネットで調べるといろいろ商品はあるようである。が、しかしどれも価格が高い。ならば作ってしまうと早速作成することにした。先ず考えたのは市販のものとそっくりに作るという方法。薄い板を同じような形状にカットして作ろうと考えたのだが、なかなか上手くいかない。長い時間をかけて「らしきもの」が完成したが、満足感ゼロの出来上がりにボツとし、作り替えることにした。あれこれかなり考え、設置場所の近くにボルトの穴があることに気づき、それを利用して支柱を立て、そこに肘置きを備え付けることにした。これは我ながら大満足の仕上がりになった。運転も楽になり、楽しく感じるようになるまでに劇的な変化をもたらすことになった。

 車内環境はほぼ整った。後は快適性の向上を目指すことになる。先日、3wayの折りたたみソファーを購入し、車内に置いた。畳めばソファ、広げればベッドになる。幅80㎝、長さ175㎝。車内にジャストフィットの探し求めていた大きさ。

 

 今、これの上に座り、海の見える場所で、車内にて作業している。パソコンの横にはコーヒー。

「ああ〜、これこそ追い求めていたノマドライフだぁ〜!!」

と、呟いたのはいうまでもない。