ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

公園に幼児用のトイレがない!!

 3歳の女の子をもつお母さんから聞かされてハッとした話である。

 

 3歳になる頃から開始したトイレトレーニング。使い捨てのおむつから徐々に布パンツに移行させている最中という。日中は布パンツ、就寝時に使い捨ておむつという感じで使い分けている。尿意を感じたら知らせてくれトイレに一緒に直行している。失敗の頻度も徐々に減っていっており、我が子の成長に嬉しさを感じていると言う。

 そのお母さんの訴えであった。天気が良い時は近所の公園を含めて、いろいろな公園にいくことが多いと言う。幼児期の子を連れて公園を利用するようになって気になり出したのがトイレの便座のサイズ。公園にトイレがあるのはありがたい。しかし、設置されている便座が大人のサイズのものだけと言うのはいかがなものかと言う。男の子の場合は、立ってするのでさほど問題はないのかもしれないが、女の子の場合は、便座の大きさは重要である。

 

 2006年に施行されたバリアフリー法。この法律は、高齢者や障がい者等が肉体的・精神的に負担なく移動できるように、街や建物のバリアフリー化を促進することを目的にしたものである。トイレについてもこの視点にたち、障害や身体的な特性、性別、年齢、国籍、文化などの違いにかかわらず、できるだけ多くの人が同じように利用できる製品やサービス、日常生活の実現を目指す、ユニバーサルデザインの考え方にもとづいてバリアフリートイレが造られている。

 

 この法律は、令和に入り高齢者や障がい者等の移動等の円滑化の一層の促進のため、2年と3年に立て続けに改正されている。誰もが不自由なく生活できる環境が整うことは素晴らしいことである。

 

 そこで考えるのが幼児用トイレの問題である。

 バリアフリーを考える時、高齢者や障がい者に視点が偏りがちになってしまうが、幼児の視点も加味していくことは大切なことではないだろうか。子供たちが生活しやすい環境は、育てるものにとっても育てやすい環境のはずである。

 

 現在、少子化対策が国会で議論されている最中でもある。この問題も、育てる親への視点で論議されているが、子供の目線も大切にしながら環境を整えていくことは少子化対策につながっていくことだと考えさせられた。