ファンディの日々雑感。

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政治家女子48党への党名変更から思ったこと

 ブログ更新が4日ぶりになってしまった。

 この間、政治の世界で、「ええっ!!」と驚くことがおきている。

 

 参議院のガーシー議員が国会での陳謝を反故にした責任を取り、NHK党首の立花孝志氏が党首を辞任し、更には、政党名を「政治家女子48党」変更するとのニュースが各メディアから一斉に発信された。

 

 このニュースを見たとき、「政治家女子48党」という新しい党名に驚きと共に腹立たしさを感じた。

「名は体を表す」という。この例えで言えば、政党名は、党の理念が凝縮されたものだと思う。「政治家女子48党」の党名からはそれを感じることはできなかった。

 

 東スポWEBからは、『大阪府知事選カオス化 「政治家女子48党」の候補者擁立の狙い。』の見出しで記事が配信されている。「政治家女子48党」は、政治活動とアイドル活動の両立を掲げた女性を前面に押し出した政治団体で、統一地方選では東京エリアを中心に全国で50人近くを擁立する予定とのこと。

 更に記事では、今回の府知事選に同党公認の候補者を擁立する狙いはその注目度とある。立候補には供託金300万円がかかるが、政見放送や民放番組、ラジオ、新聞などへの露出機会を得られ、実際、立花氏は6年前の都知事選に立候補し、NHKの政見放送で「NHKをぶっ壊す!」と言い放ったことがバズって、3年後の参院選で国政政党につなげた成功体験があると記事は伝えている。

 都知事選での広告宣伝効果は3億円あったとして、府知事選も当選度外視で、政治家女子48党の周知につなげたいという。

 

 公式ホームページによると「政治家女子48党」は、「歌って踊れる政治家アイドルプロジェクト」による政治団体で、「歌って踊れる政治家アイドル」を通じて、「選挙は楽しいもの」ということや、「推し」を当選させるためには「自分の一票がいかに大切か」ということを選挙に関心が無いと言われる若者に気付いてもらうことで、今後の衆議院議員選挙や参議院議員選挙を盛り上げることに繋がります」とのこと。

 

 なかなかの賑わいである。そして2日前には東スポから、新党首に就任した大津綾香氏の記者会見のことが配信されていた。タイトルは、『政治家女子48党・大津綾香氏が抱負「じいちゃん議員たちにムカついてきた」とある。

  政治家女子48党のホームページを見ると、統一地方選挙立項予定者46名がリストアップされている。東京都を中心に北は北海道から西は四国徳島まで。

 

 これを見ながら、経済学者の成田悠輔氏が常々言っていた言葉を思い出した。

 急激に減っていっている若年層を見たとき、もはや政治の力で若者の明るい未来を作っていくことは不可能と氏は言う。若年層が全て選挙に行ったとしても高齢者の圧倒的な数には敵わないと。立候補者は、当然選挙に勝つために、ボリュームゾーンを意識した公約を掲げていくことになる。

 ただ、方法がないわけではないとも言う。国政選挙では、組織力が圧倒的な力を持つので若年層の投票率が上がったとしてもまず無理。しかし地方選挙、それも市町村レベルであればそれほど大きな数を必要としない自治体も多い。ここで当選し、地方から改革の波を起こしていくことはあり得るのではないかと。

 

 1月16日のブログで、改革派首長が地域政党を立ち上げ、そして道・州を単位としてまとまり、最終的には国政政党を結成していくことを「初夢」と題して書いた。

 

 こうして考えると、今回の政治家女子48党の動きは新しいムーブメントの始まりなのかもしれない。