ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

富士山登山と実川欣伸

 春本番の、気持ちの良い穏やかな日が続いている。

 いよいよアウトドアのベストシーズンに入る。

 この季節だと、新緑の中の登山を考えてしまう。10年ほど前、富士山登山をしてから、登山の魅力を知り、以後、槍ヶ岳や大山など、九州以外の山にも登った。外国の山にも魅力を感じる。日本一の高さは制覇した。次は各大陸一を制覇してみたいという思いが募る。その一番手は、キリマンジャロ。特に難しい技術は必要ないようである。高度順応力と体力、そして資金力‥‥(汗)。

 しかし、その前にもう一度富士山にトライしたい。前回は、初めてだったこともあり無我夢中だったことを思い出す。日本一の高さの山という知識しかなく、また2000mを超える山の登山経験もなかった。先ずは、富士山登山の情報収集から始めた。時期、どこからどんなふうに、装備品、3000mを超える登山の留意点等々。コースのイメージはYouTubeからおおよそ把握できた。登るまでの計画の時も含めて、富士山登山は懐かしく楽しい思い出である。

 

 「富士山」の名前と共に思い出す人の名前がある。『実川欣伸』という人。この人を知ったのは、新聞記事を通してである。富士山登頂1000回達成の記事であった。記事には1000回達成までの足取りも記されてあった。1985年に42歳で富士登山を始め、以来年間数回から数十回登ってきたが、退職を機に「誰もやっていないことをやろう」と、登山回数の記録作りに挑戦し始めたとのこと。2008年248回、2009年203回と回数を重ね、2010年に1000回目の登頂を達成した。2011年に1111回、そして2014年には、1673回に到達し、日本記録も樹立している。とにかく凄い人である。『1日4往復』『不眠不休での富士山4登山道連続登頂』『2日半眠らずに8回登頂』『日本橋を始点にした登頂』『下田を始点に伊豆を横断する登頂』なども達成している。

 実川さんは、富士山だけではなく、南極大陸最高峰はじめ6大陸の最高峰も制覇している。現在は、70歳を超え12月から4月のオフシーズンに毎日1万歩歩き、家に設置したエアロバイクをこぐなどのトレーニングを行っているという。

 

 氏の富士山登山のことは、『富士山に千回登りました』の書名で出版されている。もちろん購入した。あまりの凄さに口をあんぐりしながら読んだことを思い出す。

 

 この記事は、愛用の手帳に綴じて思い出せば読んでいた。あれだけ大変だった富士山登山を年間248回も登頂しているのである。風雨が強く、また大雪などで登れない日もあることを考えれば、登れる日はほぼ毎日登っていたことになる。「疲れ」「めんどくささ」「だるさ」も当然あるだろう。しかしそれらを払い除け、1歩めを踏み出す精神力の強さ。自分の中の「疲れ」「めんどくささ」「だるさ」に左右される精神力の弱さを省みるためのツールとしていた。

 久しぶりに『実川欣伸』の名前をネットで検索してみた。ご健在で今も記録を更新しているようだった。

 

富士山への2回目の挑戦をぜひともやりたいと気持ちが昂ってきた!!

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