星井さえこ著『折りたたみ自転車と旅しています』のことを5月28日のブログで書いた。折り畳み自転車を、旅の道具として、「輪行」しながら日本各地を旅する様子が描かれていた。同じプロンプトン愛好者として親近感を抱きながら読んだ。
この本は、著者にとって2作目の本で、1作目に星井冴子著『おりたたみ自転車はじめました』がある。
当然、この本を読みたくなる。
この本との出会いは市の移動図書館だったので今回も図書館から借りようと思い、問い合わせてみたが蔵書はないとの回答だった。しかしリクエストを出せは取り寄せも可能とのことだったのでお願いをした。
後日、貸し出しの準備ができたので来館くださいとの連絡があり、昨日図書館に行った。手続きを済まし『おりたたみ自転車はじめました』を借りることができたのだが、なんと、この本には佐賀市の図書館のラベルが貼ってある。はるばる私のためにここまでやってきたのかと思うと感謝と感激しかない。そして来館者の要望に応えるべく、図書館同士でカバーしあうネットワークの素晴らしさを感じさせられた。
前回の本は、折り畳み自転車を所有し、経験を重ねる中で、自転車旅のスキルの深まりとともに移動距離も大きく伸び、旅の舞台は、東京を拠点に、近畿、中部、四国、九州と広がっている。JRや飛行機を利用した輪行の旅の様子が、楽しげな写真やイラストと共に描かれていた。
そして、その本の前に出された、今回借りた『おりたたみ自転車はじめました』では、折り畳み自転車との出会いと共に、それまでの生活になかった「折り畳み自転車」が生活の中に登場したことで得ることができるようになった、「日常の中の新たな楽しさ」が描かれている。舞台は東京近郊。
1月15日と1月19日のブログで、東京滞在中に愛車で東京をあちこち巡ったことを書いた。自動車や鉄道では感じることのできない東京の大きさと深さを垣間見ることができた。そして、今回この本から改めて、東京の深さというものを感じさせられた。江戸時代の幕府が置かれた場所である。歴史という観点からも見どころ満載である。
再び、東京近郊を巡ってみたいという想いがふつふつと湧き上がってきている!!