昨日、心温まるニュースが配信されていた。
エンゼルスの大谷選手が、『日本の全小学校約2万校に3個ずつ、ジュニア用グラブを合計6万個寄贈する』という内容。
グローブと共に寄せたメッセージがいい。
「野球しようぜ!」
大谷選手は、「野球を通じて元気に楽しく日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。このグローブを使っていた子供達と将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」という想いを合わせて伝えている。
発想の素晴らしさを感じる。
ちなみに日本にある小学校の数を調べてみた。文部科学省の発表では、その数1万9161校(令和4年度)。ということは2万という数は、記事にある通り、まさしく日本のすべての小学校ということ。
発想の素晴らしさと共にスケールの大きさをも感じる。
それがもたらす子供達への影響はどれほどだろうか。貰えた子供はもちろんのこと、貰えなかった子供も、野球をしない子供も、将来への夢と光を感じるのではないだろうか。
かくいう私も、このニュースを目にした時、目頭が熱くなった。感動したし、このような若者の存在に日本も捨てたものじゃないなぁと思わされた。
今、大人が将来への展望を描きにくくなってきている。ましてや若者は日本に見切りをつけつつあるという状況。「海外への出稼ぎ」のことがNHKクローズアップ現代で放送されもした。このことは2月4日のブログでも書いた。
このようなどんよりとした大人社会の状況が、将来の日本を背負う子供たちにどう映っているのだろうかと思ってしまう。
そんな中でのこの大谷選手のニュース。
嬉しさと共に、自らもすべきことの方向性を教えられたように思う。