YouTubeを開くと、Olivia Newton-John - Only Olivia FULL SHOW (Sep 23rd 1977)というタイトルでオリビア・ニュートン・ジョンの動画が配信されていた。
もう随分昔、中学生の頃、彼女の歌声が大好きでLPレコードを買い求め、ラジオで流れる曲を録音して幾度となく聞き返していた。カントリーロード、ジョリーン、そよ風の誘惑。その他にも、いろいろな曲を思い出すことができる。“せんだみつおのオールジャパンポップ20”を、毎週欠かさず聞いていたように思う。オリビアの曲も度々流れ、そのランキングに一喜一憂していたことを思い出す。
久しぶりに聞くオリビアの名前、そして歌声。もう随分その名前を聞くこともなくなっていた。ウィキペディアで検索してみる。生誕、出身地とプロフィールが書かれてある。が、その下の段に「死没」とある。2022年8月8 日(73歳没)。もう亡くなっていた。知らなかった。73歳はまだまだ若い。
ウィキペディアには、オリビアの半生が綴られていた。歌手としてだけではなく長い闘病生活のことも綴られてあり、その最後には、『2022年8月8日、長い闘病ののち南カリフォルニアの自宅にて死去(73歳没)翌年の2023年2月26日に故郷のメルボルンで国葬が行われた。』という文章で締めくくられていた。
年末が近づいてくると、テレビではこの年に亡くなった著名人を取り上げ、生前を偲ぶ内容の番組を見る機会も多い。以前は亡くなられた方々との年齢差もあり、それほど多くを感じることもなかったのだが、最近は、自分との年齢差だとか、テレビを通してその活躍していた時期と自分の中での記憶とがリアルで、その報に愕然としてしまうことも少なからずある。
先日は、節目となる年齢での同窓会が「中学」と「高校」とであった。いずれの会も冒頭で物故者への黙祷から始まった。まだまだ若すぎる年齢。その数も少なくなかった
そして今日、ずっと以前に同じ職場で一喜一憂した方と、およそ15年ぶりにお会いし話をした。コメダ珈琲店にて3時間半ほど。話が尽きることはなかった。お互いに歳を重ね、その時その時の立場で役割を果たし、今に至っている。多分、若い頃にはしたこともなかったような話だったように思う。
1日の終わりに、今日を振り返って「生きる」ということを考えさせられた。
https://www.youtube.com/watch?v=emRNuCZgRXI