ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

違法賭博問題と文芸作品作り。

 突如、降って湧いたような大谷選手の専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題。何が真実なのか、いろいろな情報が錯綜し、混迷の度合いは深まるばかり。良かれと思ったことも、また日本特有の義理人情も、国や文化が異なれば価値観や解釈が違ってくることを痛感する。水原氏がことの重大性に耐えきれるのか、このことがとても心配である。 

 ギャンブル依存症は、国際的な診断基準では、『ギャンブル障害』という呼称が使われており、精神疾患の一つと言われている。事実が明らかになり法に反することが行われていたのなら正しく法の裁きを受け、その上で科学的アプローチにより水原氏の状態が改善されることを願う。

 そして大谷選手の精神的なダメージも心配である。MLBが開幕し、先日行われたドジャースの試合に一喜一憂し、大谷選手や­­ダルビッシュ選手、松井選手の見事な活躍に大興奮した直後だっただけにとても残念である。一刻も早い事実の解明が図られ、野球に集中できる環境が整うことを願うばかりである。

 

 さて、日曜日の今日は、私のバイクの師匠とのツーリングの予定だったのだが、昨夜から降り続く雨のため中止に。すっぽりと時間が空いてしまった。ならば、この時間は締め切りが近づいてきている文芸コンクール提出原稿のチェックに当てようと気持ちを入れ替える。

 昨日、旅の記録のまとめ直しが終わった。40文字×40行で全110ページの約7万文字。応募規定は400文字原稿用紙で200枚(約8万文字)となっている。ページ数は大きく超えているが文字数が足りていない。今後の作業は、文字や文の校正、そして更に推敲を重ねて行くことになる。

 

 今日は、早朝からこの作業に取り組んでいる。最初から読み直し、誤字脱字は元より、表現に誤りがないかの確認を行なっている。ちなみにタイトルは、『“還暦男”の北海道一周車中泊旅!! =まだまだ若いもんには負けんぞ〜=』。まぁ、とりあえず仮称である。

 校正作業で特に気を使うのは、表記の統一である。例えば「ひとたち」の記述を、「人たち」とするのか「人達」とするのか。“これ”と定めれば統一させなければならない。ワープロソフト任せだと統一性が保たれない可能性があり、これのチェックは欠かせない。「とき」という表現も然り。「行った時」「行ったとき」と判断も難しい。とにかく統一性を持たせなければならない。

 

 読み返しつつ、いろいろなところに行き、いろいろなことがあり、いろいろやったなぁと改めて感じた。読んでいて結構面白いなぁと、手前味噌ながら思ってしまう。還暦男の孤軍奮闘と思ってもらえれば、面白さも増すように思うのだが‥‥。

 

 意欲的に野心的に作品作りに取り組んではいるものの、非常に気になっていることがある。このコンクールのホームページに過去の受賞作品のタイトルが紹介されている。そしてそのタイトルを検索し内容概略を見てみると、なにやら文芸性の高さを感じてしまう。これに対し、今回応募しようとしている作品は、単なる“旅紀行”。こんなんでいいのかとそもそものところで若干引っかかっている自分がいる。そういう意味では応募に際しての戦略性に欠けているようにも思う。

 

 しかし、まあくよくよしても始まらない。“還暦男”がどのような旅を行い、そしてそのことを通して何を考えたのか、このことを味わい深く表現していきたいと思う‥‥、などと気取って書いてはみたものの、この時頭に浮かんだのは、椎名誠の「怪しい探検隊」。

 ズッコケ珍道中がやっぱり基本路線になってしまいそうである(汗)