ファンディの日々雑感。

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iDeCoで資産形成を行う人が増えている! それでも加入は慎重にすべき理由

 10/22夜に配信されたYahooニュースで、iDeCo(個人型確定拠出年金)についての記事がアップされていた。iDeCoは節税しながら、退職金(一時金)もしくは年金として老後に向けた資産形成ができる制度。現在、政府の貯蓄から資産形成への政策転換などもあり加入者は年々増えてきているという。

 

iDeCoのメリットとデメリットについてまとめてみた。

【メリット①】積み立てる期間中の税金が安くなる

 iDeCoで支払った毎月の掛金は、全額が所得控除の対象。年末調整や確定申告を行い、所得税や住民税の課税対象となる所得から、1年分のiDeCoの掛金を差し引く(控除する)ことで、所得税や住民税の負担が減る。

【メリット②】運用中に増えた利益(運用益)には、税金がかからない

 通常は、投資信託の売買などによって得た利益や定期預金の利息には20.315%(所得税(復興特別所得税含む)15.315%+住民税5%)の税金がかかるが、iDeCoを通じて購入した投資信託による売買益や、定期預金の利息などには税金がかからないため、より効率的に老後の資金を貯められる可能性がある。

【メリット③】積み立てたお金を受け取るときには、大きな控除枠を使える

 積み立てたお金を受け取るとき、一度にまとめて受け取る場合は「退職所得控除」、分割で受け取る場合は「公的年金等控除」が適用される。

メリット④】月5,000円からはじめられる

 iDeCoの掛金は、現在の生活を圧迫しない金額に設定して積み立てを始めることができ、月5,000円から1,000円単位で設定できる。ただし掛け金の上限額は職業によって決まっている。

 

メリットに対し、デメリットも様々ある。

【デメリット①】iDeCoで積み立てる掛金は、原則として60歳まで引き出せない。
【デメリット②】iDeCoでは、投資リスクを加入者自身が負うため、老後の年金が増えることもあれば減ることもある。このためそのため金融商品の選定によっては、支払った掛金の合計よりも、老後の年金額が大きく下回る可能性がある。

【デメリット③】iDeCoに加入するときや商品を運用するとき、資産を他の金融機関の口座に移すときなどに手数料が発生する。

私は、iDeCoを積極的には無条件には薦められないなと感じている。魅力も大きいが、確実に60歳まで安定的に積み立てられる人でなければ、後々苦しむのではないかと思うからである。また、必ずしも運用益が出るわけではないところも??である。

 iDeCoの開始については、慎重な人生設計が不可欠であると強く思う。