ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

『長嶋一茂「1年の大半はハワイ」生活の秘密が明らかに』のWEBニュースからあれこれ想う。

 2021年末現在、日本の家計金融資産約2,000兆円のうち、現預金は50%強。これに対し株式、投資信託の割合は約19%。米国の約55%、英国の約42%(2021年末)と比べてかなり低いものとなっている。政府は、将来にわたって個人の金融資産を増やしていくために、預貯金から投資へと個人の資産をシフトさせ、投資から得られる所得、資産所得(財産所得)を増加させる「資産所得倍増計画」を掲げた。こうした考えのもと「貯蓄から投資へ」というスローガンが生まれた。

 この「投資」という言葉、日本人にとっては抵抗感を感じる行為なのか、日常の会話の中で投資が話題の中心になることは少ないように思う。投資をしている場合も、人に知られずこっそりやるといった感じであろうか。

 

 そんな中、今日のWebニュースに「おっ!!」と思わせる記事が載っていた。

長嶋一茂「1年の大半はハワイ」生活の秘密が明らかに…不動産投資の収入がエグすぎる』のタイトル。

 年末のTV番組の中で、1年間のうち大半をハワイで過ごすという長嶋に対し、MCのホラン千秋から「その期間は仕事できないじゃないですか。何でそんな豪遊できるのか不思議」と質問されると、「僕、投資するんですよ。不動産だったりファンドだったり為替だったり。自分のギャランティをそっちにぶち込んで、分配金、株主配当金とか、そこのお小遣いで回してるわけ」とお金の出処を説明したという。記事の最後は、「一説には、家賃収入だけで月に3000万円以上あるとか」と言う言葉で結ばれている。

 

 著名人の不動産投資では、島田紳介氏やGACKT氏は有名。検索をかけるとボビーオロゴンさんや壇蜜さんの名前も出てくる。最近では、ヤクルトスワローズの若き主砲、村上宗隆選手も22歳の若さで熊本市内に2棟のマンションを所有していると話題になった。

 

 『投資は事業である』と思う。運に任せる宝くじのようなものではない。利益を上げるために正しい知識を得ることは不可欠であり、かつ国内外の政治・経済の動きに注視し、的確な判断をしていくことが求められる。このことを表す「金融リテラシー」という言葉もよく聞かれるようになった。これが不足していると言われる日本人。

 しかし今回の政府の政策転換により、「投資」に対する意識も徐々に変化してきていることを感じる。現に、高等学校の学習指導要領が改訂され、昨年4月からは、資産形成も含めて高校の授業での金融教育が必修となっている。

 今回取り上げたTV番組内での会話も、「投資」に関する話題のタブー化が薄れてきたことの証だと感じる。

 

 人口減少の中で、明るい展望の見えない日本経済。今後さらに増えていくことが予想される税負担。そして年金受給先送りと減額。国家間対立という火種もある。

 だからこそ、このような国内外の情勢の中で、主体的に生きていくためにも「投資」に目を向け、金融リテラシーを身に付けていくことは不可欠であると思う。

 

 ただ「不動産投資」となると、まだまだ敷居が高く、かつリスクが大きいというイメージが先行しているようにも感じる。また高額所得者の世界のことという感想も聞かれる。

 

 将来に備え、資産形成の手段として始めた投資マンションの所有。15年を超えた経験の中での学びを多くの人に伝えたいとの思いで「投資マンションが気になったら読む本(幻冬舎)」を書き上げ、昨年9月末に出版した。

 不動産投資に僅かでも興味があれば、ぜひこの本を手に取っていただきたいと思う。投資マンションとは何か、何がリスクで、どんなメリットがあるのかについて、具体的な経験を踏まえ、説明した内容になっている。

 

 今後への思いがある。より広く、そしてさらに深く投資マンションについて理解していただき、資産形成への向き合い方と選択肢を広げていくお手伝いが、この本を通してできればと思っている。説明が不足していたところや理解できなかったことがあれば、コメントで伝えていただきたいと思う。そしてこのブログでお答えしていく。内容のクオリティを上げていき、読者が知識を更に深めていくことにつながっていければこの上ない喜びである。

 

 なかなか明るい展望が見いだせない世の中である。死ぬまで働かないとい生きてはいけない国になっていっているようにも感じる。

 そんな中、この本が『資産形成』に対しての「意識」と「知識」を高め、明るく夢のある「人生設計」へのお役に立つことができれば嬉しい限りである。

https://www.amazon.co.jp/投資マンションが気になったら読む本-安田-好宏/dp/4344942329