ファンディの日々雑感。

日々の生活の中で感じたことを諸々書き綴っています!!

沈黙の艦隊。大沢たかお、沢木耕太郎、そして深夜特急と話は広がる。

 はまってしまった(汗)

 韓流ドラマではない。

 2月9日から配信がはじまった『沈黙の艦隊』。Amazonプライム会員向け独占配信のドラマである。

 『沈黙の艦隊』は、かわぐちかいじ氏原作の漫画で、1988年から1996年までの間、「モーニング」で連載されていた。今から35年も前になる。当時、スケールが大きく、予想を遥かに超えたストーリーの展開に、胸躍らせながら読んでいたことを思い出す。ただ細かなストーリー展開などはもう記憶に残っておらず、最後まで読み終えていたのかという記憶も残っていない。しかし、強烈なインパクトを受けたことは強く印象に残っている。

 この漫画が映画化されたのが昨年の9月。ぜひとも劇場で観たいと思っていたのだが、結局劇場版を見ることができなかった。映画の評価も高かったので、かなり残念に感じていた。

 ところが、なんとこれがシリーズ化されAmazonプライム会員に無料配信決定されるというではないか。配信開始を心待ちにしていた。

 今回の配信は、シーズン1の1〜6話まで。原子力潜水艦を舞台にし、これが「兵器」から「独立国家」に変わっていくまでが描かれている。8話完結で7話と8話は2月16日に配信される予定。主役は大沢たかお、その脇を玉木宏江口洋介、ユースケサンタマリア、上戸彩らが固めている。笹野高史内閣総理大臣もなかなか味があっていい。難癖をつけるとすれば、2人の艦長、そして内閣官房長官の3人がカッコ良すぎるというところか。今後のストーリー展開は完全に忘れてしまっているので、シーズン1がどのような結末を迎えるのか、もう楽しみで仕方がない。シーズン1 があるということは、この後もシーズン2へと続いていくのだろうと思う。楽しみがまた一つ増えた。

 さて、主役の大沢たかお、実にカッコよく、存在感のある役者だと感じる。彼が演じたドラマで今も強く印象に残っているのが、作家の沢木耕太郎の紀行小説を映像化したテレビドラマ『劇場紀行 深夜特急』である。沢木役を演じるだけでなく、ナレーター的なことも同時に行なっていた。その番組スタイルが面白く、大沢たかおの甘い声のナレーションもまた作品に光沢をつけていたように思う。まだバックパッカーという言葉もない時代に、外国を放浪した沢木耕太郎の生き方に大きな憧れを感じていたこともあり、この番組を繰り返し観ていたことを思い出す。そしてその後発表された『世界の中心で、愛を叫ぶ』が大ヒットし、以後コンタントに話題となる作品に出演している。現在55歳という。顔が歳をとらない。自己鍛錬も凄いのだろうと想像する。

 しかし、この『沈黙の艦隊』は、発表され35年も過ぎているのだが、まったくストーリーに色褪せ感がなく、逆に今だからこその輝きみたいなものを感じる。国家として独立しているにもかかわらず、依然としてアメリカ追従の、付属国家のようにも感じることがある我が国日本。貿易や防衛等々では、もやもやしたものを感じさせられることも少なくない。そのような中での清涼飲水のごとくスカッとしそうな勢いである。

 兎にも角にも、16日の配信が楽しみで仕方ない。当然の如く16日は、2話一気見である。

https://www.youtube.com/watch?v=DRclQGQVCgM